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人生の節目に! 正しい「贈り物」のマナー【結婚・出産・入園】

出産祝いのマナー

 生後7日~1カ月に贈るのが一般的です。表書きは「出産御祝」「御祝」「祝御出産」などとします。1カ月を過ぎた場合には「御祝」としましょう。

喜ばれる贈り物

<赤ちゃん向け>

衣類

 何着あっても困らないものですが、好みもあります。ちょっと手が出しづらい高級ブランドの衣類はなかなか自分で買う機会がないため、喜ばれることが多いようです。好みがわからない場合には、シンプルなものを選ぶのが無難です。すぐに使える肌着や靴下なども好まれます。

おもちゃ、絵本

 0歳からでも楽しめるおもちゃや絵本はたくさんあります。ただし、おもちゃを選ぶ際に気を付けたいのが素材やサイズ。口に入れてしまう危険性があるので、なめても安全なもの、また飲み込んでしまわないようなサイズのものを選びましょう。 絵本は後々、繰り返し使ってもらえるような心に残るものを。視界がはっきりして、内容を理解できるようになるのはまだ先のことですが、感性を育てる大切な材料となります。カラフルなものや触感が楽しめるもの、読み聞かせる時にリズム感があるものがお薦めです。音が出る絵本は好みがあるので、お母さんに確認した方がよいでしょう。

<お母さん向け>

ベビーカー、抱っこひもなどの実用品

 出産祝いで人気があるのはベビーカーや抱っこひも。品物によっては高額になることがありますので、複数の友人で相談して連名で贈るのもよいでしょう。ベビーカーは年齢や用途によってさまざまなタイプがあります。必ず希望を確認してから購入しましょう。

お花やボディーグッズなど

 赤ちゃんへのプレゼントがメインになりがちですが、大仕事を終えたお母さんをいたわるものも喜ばれます。産後の体をケアするボディーグッズ、リラックス小物などがよいでしょう。

 赤ちゃんとおそろいのもの

 洋服やアクセサリーなど、一生の記念に残るおそろいのグッズはうれしいもの。その分、お母さんの好みをしっかり聞いた上で選ぶ方がよいでしょう。いずれも、お母さんの好みやこだわりがあることも少なくありません。事前に聞ける間柄であれば、欲しいものや必要なものが何か、本人に尋ねるとよいでしょう。気を付けたいのが贈るタイミングです。必ず出産したことが確認できてから贈るようにしましょう。

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清沢祥子(きよさわ・あきこ)

NPO法人日本マナー・プロトコール協会認定講師

25年間にわたって広告会社に勤務。ビジネスの成果とヒューマンスキルとの関係性に興味を抱いたことをきっかけに、小笠原流礼法とマナー・プロトコールを専門的に学ぶ。「形」の指導に留まらない、顧客からの丁寧なヒアリングに基づいた理論と実践両面からのアプローチを大切にしている。

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