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人生の節目に! 正しい「贈り物」のマナー【結婚・出産・入園】

人生の節目を迎えた友人に何を贈ったらいいのか、悩んでしまった経験はありませんか? 「いつ」「何を」「予算は」など、ついつい考え込んでしまったことは誰にでもあるはずです。ここでは、結婚、出産、入園という3つのお祝い事について、正しいマナーを丁寧にアドバイスします。

結婚祝いのマナー

 基本的に、挙式の1カ月前〜1週間前に贈りましょう。ただ最近は、式を挙げなかったり、入籍から式までに時間が空いたりと結婚の形もさまざまです。結婚の報告を受けたら、祝福の意を伝えるよう早めに準備するとよいでしょう。

 贈り物は、これからの新生活に役立つもの、せっかくなら夫婦希望のものを。親しい距離感であれば、本人に聞いてみるのがベストです。

 かつてはガラス製品や刃物など、「割れる」「切れる」「壊れる」ものは不向きとされていましたが、最近ではその風潮も薄れつつあります。新生活を祝うギフト用の華やかなペアグラスなどもたくさん販売されています。

 家電など高額のものをプレゼントしたい場合は、共通の友人に相談するとよいでしょう。あまり高級なものを贈ると、かえって新郎新婦に気を遣わせてしまうことにもなりかねません。関係性を考慮して、「おめでとう」の気持ちを大切にすることが何よりです。

 贈答用に包んでもらったら、一度結んだらほどけないという意味を持つ「結び切り」の水引をかけます。直接渡すのが一番ですが、どうしても難しい時はデパートなどから直送でも構いません。その際は、別途手紙を書くなどして気持ちを伝えるようにしましょう。

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清沢祥子(きよさわ・あきこ)

NPO法人日本マナー・プロトコール協会認定講師

25年間にわたって広告会社に勤務。ビジネスの成果とヒューマンスキルとの関係性に興味を抱いたことをきっかけに、小笠原流礼法とマナー・プロトコールを専門的に学ぶ。「形」の指導に留まらない、顧客からの丁寧なヒアリングに基づいた理論と実践両面からのアプローチを大切にしている。

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