【6月24日のマーケット】日経平均急落し1万4952円、英国民投票でEU離脱派が勝利
EU離脱を巡る英国民投票で「離脱」が過半数を占め日経平均株価は急落。前日比1286円33銭安の1万4952円02銭で取引を終えました。
英国の欧州連合(EU)離脱が確実になった6月24日、東京株式市場で日経平均株価は急落。前日比1286円33銭安の1万4952円02銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、この日の日経平均は、日本時間午前6時に始まったEU離脱の是非を問う英国民投票の開票作業とともに上下する展開になりました。
朝方は、EU残留観測を背景に1万6389円まで上昇。その後、離脱優勢が伝えられると下落に転じ、1万5800円を割り込む場面もあったそうです。再び残留優勢が伝えられると、日経平均は反発、午前11時前には前日終値比プラス圏を回復したといいます。
しかし、離脱が残留を再度引き離し、さらに英主要メディアが「離脱勝利」と報じると、下げ幅は一時1374円に達し、年初来安値となる1万4864円まで下落しました。
保険や証券、鉱業などを中心に東証1部全33業種が下落。個別銘柄では、日本板硝子、シャープ、電通などが大きく下げました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比94.23ポイント安の1204.48。東京外国為替市場でドル/円は急落し午後3時現在、1ドル=102円40銭台で推移しています。
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