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救急車への「ハザード」に意味がある? 医師の“お願いツイート”話題 「お先にどうぞ」の“ゆとりの気持ち”

現役医師から救急車への配慮をお願いしたツイートが 7.9 万「いいね」を集め話題となっています。

自動車を運転中に救急車が背後から来た場合
自動車を運転中に救急車が背後から来た場合

 自動車を運転中に救急車が背後から来た場合、どのような対処をするのが良いのでしょうか……。緊急時の対応でパニックに陥りそうな場面ですが、ツイッターでは、現役医師である「バク@精神科医/新刊発売中!!(@DrYumekuiBaku)さん」の投稿が話題になっています。

8万近い「いいね」

 バク@精神科医さんが、ツイッターに投稿した内容は、「救急車が来た時減速して避けつつハザードたくと救急車からしたら『あの車はめっちゃ譲る気満々やな!安心して横抜けれるやで!』と思えるらしいので、運転中道を緊急車両に譲る時はハザードたいてあげてください(情報元は関西の救急隊員さん。地域差あるかもですが後続車にも伝わるし良いと思う)」というものでした。

 このツイートには、ユーザーから7万9000以上の「いいね」(9月1日時点)が付き、話題となっています。救急隊員からの「ハザードランプを点灯してくださった車は『気付いてくれてる』と安心して通過できます」という声や、一般の人からの「こういうの、もっとルール決めてもらった方が助かる」「参考になります」といった声など、賛同のリプライが多く寄せられました。

ハザード点灯 「お先にどうぞ」というゆとりの気持ちで

 今回の投稿の経緯について、バク@精神科医(@DrYumekuiBaku)さんに聞きました。

Q.今回のツイートを投稿した経緯を教えてください。

バクさん「最近緊急車両を見る機会が非常に増え、過去同乗していたドクターカーで聞いた記憶から投稿しました。実際車内から見ていると分かりやすかったです」

Q.周囲からの反響はどうでしたか。どのような意見が多くあったのでしょうか。

バクさん「『もちろんそうしている』という意見がかなり多かったのですが、『ハザードは逆に危険』『停車より徐行の方がよい』などのご意見もありました。

怖いなと思ったのは『緊急車両に道を譲ったら後続車にすごい勢いで抜かされた』という内容です。救急車の事故を招きかねず、譲ることの難しさも感じました」

Q.改めてメッセージをお願いします。

バクさん「コロナ禍の昨今、移動手段を公共交通機関から自家用車へ変えた人もいると思います。道路は常に流動的で緊急車両が来た時の対応として徐行か停車かなどの最善は、その時々で変わります。しかし最善でなくとも少しの配慮で十分だと思います。『お先にどうぞ』というゆとりの気持ちを持ち、元気&無事故で走行することで支援される医療がとても多くありますので、知って頂けるだけでも幸いです」

道路交通法では?

 本来、交差点またはその付近において救急車が接近してきた際は、道路交通法40条で、交差点を避け、道路の左側に寄って一時停止しなければいけないと定められています。ハザードランプの本来の使用方法については、夜間に幅5.5メートル以上の道路に駐停車するときと、通園通学バスの乗降時のために駐停車させているときに用いられることが定められており、これは道路交通法施行令18条、26条にて規定されています。

 元警察官に話を聞いたところ、「緊急車両が近づいてきたときにハザードを点灯させるというのは正直なところ法律で定められたものではないので、よいとは言い切れないかと思います。ただし、特に罰則などもありません」と答えています。

 さらに、「法律上だけで見ると、救急車が近づいてきた際のハザードの使い方は本来の目的ではないといえます。しかし、救急車が接近してくるなどお互いの意思疎通が必要な状況では、ハザードランプで合図を示すのも大切な行動の一つと言えるでしょう」とコメントしています。

 「お先にどうぞ」という気持ちをハザードで伝えることで、緊迫した運転をしている救急車へ、優しさと安心を少しでも伝えられるのではないでしょうか。

(オトナンサー編集部)

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バク@精神科医

医師(精神科専門医)

現役精神科医師、精神科専門医。DPAT(災害派遣精神医療チーム)、産業医などを務める。
連続ドラマ「僕の大好きな妻!」(東海テレビ・フジテレビ系)の医療監修を担当。著書に「依存メンタルを力に変えるレッスン」(大和書房)、「発達障害、うつサバイバーのバク@精神科医が明かす 生きづらいがラクになる ゆるメンタル練習帳――そこそこ幸福に生きる 40のコツ」(ダイヤモンド社)など。

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