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「彼氏ができた」と小学生のわが娘…子どもの男女交際、親はどう関わる? 専門家に聞いた

親子のコミュニケーションはどう取る?

Q.男女交際にあたって、親と子どもが話し合っておいた方がよいことはありますか。

佐藤さん「小学生であれば、学校の中で収まる交際が健全といえます。放課後に遊ぶときには、『複数人で出掛けること』『◯時までに帰宅すること』など、親が『このくらいなら』と思えるルールづくりは大事になります。今の時代は共働きのご家庭が多いので、なおのこと、放課後の過ごし方についてはルール設定が必要でしょう。

男女交際が年齢を追うごとに深まっていくのは自然な流れなので、最初がルーズだと、中高生の時点でいざ介入しようと思っても、反抗されてしまうこともあるでしょう。『家にいると親がうるさいから』と余計に、外に人間関係を求めるようになってしまうことにもなりかねません。そのため、小学生のうちから、特に学校外での過ごし方にはルールを設けることが必要だと思います」

Q.わが子の恋愛や男女交際を見守る親に、伝えたいことは。

佐藤さん「小学生の時期は、恋愛や男女交際に関して興味が先行していることも多いものです。ドラマやアニメを見て刺激されたり、クラスの友達が彼氏や彼女の話をしているのを見てかっこいいと思ったり、あとは、グループ内での会話の内容がいつも好きな子の話だから、それに乗るために好きな子をつくったり…ということもあるでしょう。『恋愛=大人っぽさ。だから自分も!』と、ある意味“ファッションとしての恋愛”という部分も大きいように感じています。お子さんの様子を見て、うちの子はこのパターンだなと思ったら、『背伸びしたい年頃なんだな』と思って、ルールは決めつつも見守っていくのがいいと思います。

一方で、もし寂しさを補填(ほてん)するために交際しているような場合は注意が必要です。これは、小学生よりは中高生の方が多い印象ですが、親子関係がうまくいっていないケースにみられ、適切な介入が必要なこともあります。

基本的には前者のようなパターンが多いと思われるので、過度に心配する必要はありませんが、いずれの場合でも、小学生らしい恋愛を保つために大事なのは日頃のコミュニケーションです。お子さんとの会話を大事にしていってください」

(オトナンサー編集部)

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佐藤めぐみ(さとう・めぐみ)

公認心理師(児童心理専門)

ポジティブ育児研究所代表。育児相談室「ポジカフェ」主宰。英レスター大学大学院修士号(MSc)取得。オランダ心理学会(NIP)認定心理士。現在は、ポジティブ育児研究所でのママ向けの心理学講座、育児相談室でのカウンセリング、メディアや企業への執筆活動などを通じ、子育て心理学でママをサポートする活動をしている。著書に「子育て心理学のプロが教える 輝くママの習慣」(あさ出版)など。All About「子育て」ガイド(https://allabout.co.jp/gm/gp/1109/)を務めている。公式サイト(https://megumi-sato.com/)。

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