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電車で騒ぐ子どもの親に注意したら「邪魔しないで」と怒られた…保護者に求められるマナーは?

注意する場合は「クッション言葉」で

Q.電車内で騒いだり遊んだりしている子どもを見かけた場合、どう対処するのがよいのでしょうか。

川道さん「子どもが電車内で騒いでいると、ほかの乗客の迷惑になるだけでなく、ケガや事故などのトラブルにもつながりかねません。近くに子どもの保護者がいる場合、まず保護者に声をかけましょう。その際、人それぞれ伝え方があると思いますが、たとえば『子どもが騒いでいるので静かにさせてください』と強く言い切ると、上から目線の印象を与えてしまい、さらなるトラブルの原因になります。まずは『申し訳ないのですが』などのクッション言葉を用いて声をかけ、『具合の悪い方や疲れて寝ている乗客の方もいらっしゃいますし、静かにしてもらえると助かります』『お子さんを静かに座らせるのは難しいことでしょうが、できればお母さんからお願いしてもらえませんか』など柔らかい語尾と口調を意識して伝えるのがオススメです。ただし、今回のケースの場合、つり革や網棚にぶら下がることはケガや事故につながり大変危険です。子どもの安全を第一に考え、心配して声をかけている、というように相手を納得に導く言い方を心掛けましょう。なお近くに駅員や車掌がいる場合は、自分で直接伝えるのではなく、事情を説明して注意してもらうようにお願いするのがベストです。ただし、親御さんの中には、日ごろの育児の疲れや見た目では分からないさまざまな事情を抱えている方もいます。相手の気持ちに寄り添うことで、相手に心を開いてもらいやすく、受け入れられやすくなります。お互いに、マナーの意味である『相手の立場に立つこと』を前提に考えるとスムーズに問題解決できるのではないでしょうか」

Q.近くに保護者がおらず、子どものみの場合はどうしたらよいですか。

川道さん「あまりにも騒ぎ方がひどい場合や危険を伴う場合、子どもに直接注意するのもよいと思います。その際は子どもにも伝わりやすいように、わかりやすく短い言葉で話しましょう。頭ごなしに注意するのではなく、子どもに対する『共感』を入り口に話しかけるのがオススメです。『楽しいのはわかるけど、周りを見てごらん。どんな人がいる? 疲れて寝ている人もいるんだよ』『電車が揺れてケガするかもしれないから危ないよ』といった柔らかい表現を意識し、子どもの年齢にもよりますがきつい言い方にならないように気を付けましょう。ただし、前述通り見た目では分からない事情を抱えた人もいるので、できるだけ感情的に気持ちを押し付けることなく、近くに駅員さんや車掌さんがいたら、状況を説明して注意してもらうのがよいと思います。そして、注意された子どもがしっかり約束を守れた時はたくさん褒めてあげましょう」

(オトナンサー編集部)

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川道映里(かわみち・えり)

マナーコンサルタント・マナー講師

一般社団法人マナー教育推進協会理事。ファストマナースクール西日本エリア長。銀行に就職後、結婚を機に退職。子育て中にマナーの大切さを知り、マナーコンサルタントの西出ひろ子に師事。企業や学校などで人財育成、マナー研修、マナーコンサルティングなどを行う。真心マナーを伝え、結果を出せるマナー講師の養成も行う。また日本最大級のカルチャーセンターでは、冠婚葬祭マナーやキッズマナーなどの日常生活のマナー講座も担当。食事をしながらテーブルマナーを習得する講座も人気。徳島を拠点に全国で活躍中。ファストマナースクール(http://www.fastmanner.com)、ウイズ株式会社(http://www.withltd.com)。

コメント

2件のコメント

  1. このような親たちには、「説得」「説明」は不可能でしょう。昨日も次のようなことがありました。地下鉄駅内の通路で、3~6歳くらいの子ども達3~4人が、他の通行人などは無視して、オッカケッコのようなことをしながら、戯れているのです。もちろん、その子ども達の親たち(母親2~3人・30代ぐらい)もそばを一緒に歩いているのですが、スマホかおしゃべりに夢中です。当然のことながら、他の通行人の迷惑になっており、通行人とぶつかりそうになるわけです。
    そこで母親の1人がひと言大声で「危ないから、気を付けなさい!」と子ども達に声をかけたのです。
    しかしながら、これは子ども達を叱る、あるいは子ども達の行動を抑制しよう、というようなものではありません。明らかに、周りの通行人は彼らにとっては邪魔な存在であり、その普通に行動している通行人が、”自由に楽しく行動している子ども達"の「行動を妨げたり」、「ぶつかったり」、「ころばされたり」することがないように、子ども達に「危険物が近づいていることに気をつけろ!」と注意を促していると同時に、一般の通行人に対しても「あんたたちは邪魔なんだからぶつかるなよ!(私たち母親は何もしないけれど)」というニュアンスは明らかでした。
    本来ならば(無意味な枕詞かもしれませんが)、自分たちの子供たちの行動を改善させるために、「叱る」なり、「しつけをする」なりの行動をした上で、迷惑をかけている周囲の人々に対して「ごめんなさい」とか「失礼しました」とか「これからはこんなことはさせないようにします」とかの謝罪のひと言があるのではないでしょうか?どうやら「自分の子どものこと」あるいは「自分のこと」しか見ていないし考えていないのです。
    このような場合には、「親の目の前で子供のお尻を2~3発叩くとか、駅の事務室か交番へ連れて行くとかしても文句を言えない」ぐらいが世の中のあたり前になっていった方がよいのではないでしょうか。そうでないと、かつての教育勅語のようなイカサマの道徳教育がはびこるだけで、現実の社会は悪くなる一方ではないかと危惧しています。以上

  2. 躾をされていない子供が親になるからさ。
    だから自分の子供の躾が出来ないんだよ。