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夜間休日に医師が来てくれる「Fast DOCTOR」が「最高のサービス」「助かる」と話題に、担当者に聞く

夜間休日に医師が自宅へ往診してくれるサービス「Fast DOCTOR」がSNS上で話題になっています。サービスが始まった経緯や利用状況などについて担当者に聞きました。

「Fast DOCTOR」による往診のイメージ

 医師が自宅へ直接往診する、夜間と休日に特化した救急サービス「Fast DOCTOR(ファストドクター)」がSNS上で話題となっています。その公式ホームページによると、電話やメールフォームで病状を伝え、「救急車を呼ぶほどではないが、何かしらの処置や治療が必要」かつ「通院が困難な状況」と判断される場合、医師が車で自宅まで救急往診をし、診察や検査、処置を行うサービスです。診察内容に応じて、その場で数日分の薬(さまざまな症状に対応する60種類以上の薬を用意)が処方され、必要な場合は院外処方せんの発行も行われます。

 現在カバーしているのは、東京23区と一部多摩エリア、埼玉県と千葉県のいずれも一部エリア。診察料には健康保険が適用されるのが特徴で、15歳までの義務教育就学児の場合、保険診療費が無料です(東京23区のみ)。交通費は一律1400円で最短30分で自宅へ往診。部屋の中での診察に抵抗がある場合は玄関口やマンションエントランスなどでの診察にも対応しています。

「在宅完結型」の新しい医療サービスとして注目され、SNS上では「実際に利用したけど本当に最高のサービスだった」「子どもがいる家庭とか一人暮らしの人や車がない人も助かるよね」などの声が上がっています。オトナンサー編集部では、同サービスが始まった経緯や利用状況について事務局スタッフの大田仁美さんに聞きました。

2016年4月にサービスを開始

Q.ファストドクターのサービスを開始した時期やきっかけについて教えてください。

大田さん「サービス開始は2016年4月です。夜間・休日の医療機関体制が不十分なことによる患者様の不便や夜間における救急医療機関の負担、増え続けている救急車の出動件数の低減といった問題に貢献したい、との思いから始まりました」

Q.サービス利用者の数(件数)や年齢層はどのようなものでしょうか。

大田さん「1日あたりの平均サービス利用件数は平日が20件前後、土日祝日は2倍の約40件ほどです。年齢層は幅広いですが、ご自身あるいはご家族がスマートフォン世代で、情報を検索して問い合わせを頂くケースが多いです。小児科の患者様は約4割です」

Q.どのような症状で利用される方が多いのでしょうか。また、混み合う時期や季節などはありますか。

大田さん「約8~9割が急な発熱や腹痛といった内科疾患によるお問い合わせです。一部、ケガや耳の症状など外科疾患を訴えられる患者様もいらっしゃいます。夏期はケガをはじめ、食あたりの疑いのある症状や急性胃腸炎などで往診を希望される方が多い傾向にあります。また、インフルエンザが流行する冬期は、突然の高熱に見舞われるも通院が難しく、緊急の診療を要する患者様から非常に多くのお問い合わせを頂きます。ファストドクターはインフルエンザの検査にも対応しており、その場で診断書を出すことも可能です」

Q.所属医師の勤務体系はどのようなものでしょうか。

大田さん「毎日数名ずつの医師たちが往診チームに従事しています。全員、日中は大学病院などの常勤先で働き、夜間や休日に勤務してくださいます。従事する医師は募集や紹介などによって決定し、現在は約50名の医師がレギュラーで稼働しています」

Q.対応している症状について教えてください。また、所属医師の担当外の症状を訴える患者の場合はどのような対応をされていますか。

大田さん「当院の医師は全員、一般内科、整形外科、小児科の1次救急(突然のさまざまな不調、生活に支障をきたす不調など)に対応できます。また、同日内で複数人の医師が往診チームを組んで稼働しているため、専門性が求められる症状については適切な医師が往診、もしくは医療相談に対応します。事前に担当オペレーターを介してトリアージさせていただきますので、入院を必要とする可能性がある2次救急、生死に関わり一刻を争う3次救急の可能性が高い場合、救急車の要請やお近くの救急病院をご案内しています。また、往診時の診察により重症であると判断された場合は、往診医師の指示の下、検査や処置が可能な救急病院へのご案内も行います」

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