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バイデン大統領も悩んだ「吃音」、症状や原因は? 対処法も解説

周囲に吃音の人がいたら

Q.自分の周囲に吃音の人がいた場合、注意すべきことを教えてください。

菊池さん「吃音は話すときのタイミングが少し遅れる現象なので、言葉に詰まる人がいたときは聞き手はびっくりせずに、ゆっくりと話を聞いてください。また、吃音が出やすい言葉(特に自分の名前)に対して不安や恐怖を感じている人はいます。そのため、自分の名前を必ず言う電話に不安や恐怖を感じている場合は、電話の手助けをしていただけると助かります」

Q.吃音で悩んでいる、自分の子どもが悩んでいるといった人たちは、どのような所に相談すればよいのでしょうか。

菊池さん「まずは書籍を読むことをおすすめします。子どもが未就学の場合は『子どもの吃音ママ応援BOOK』(学苑社)、子どもが小学生以上の場合は『きつおんガール』(合同出版)、『吃音の世界』(光文社新書)などをおすすめします。相談前に本を読んで知識をつけた方がよいです。

その後、各都道府県の言語聴覚士会などに吃音を診ている病院・施設を紹介してもらうか、小学生であれば、担任の先生に相談して、通級指導教室で吃音の指導を受けることもできます。また、当事者団体の言友会が各地にあり、オンラインで中高生のつどいを行っている場合もあります」

(オトナンサー編集部)

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