日経平均反落1万9959円84銭、ドル/円下落などを嫌気
7月28日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比119円80銭安の1万9959円84銭で取引を終えました。

7月28日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比119円80銭安の1万9959円84銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの根岸慎太郎アナリストによると、下げ幅は一時前日終値比150円をオーバー。ドル/円がやや円高方向に振れたほか、前日の米ナスダック総合指数下落の流れを受けハイテク関連株の下げが目立ちました。また、値がさ株である東京エレクトロンが前日終値比5%超下落し、重しとなりました。
東証1部33業種中、電気・ガス、精密機器など15業種が上昇、一方、証券、その他製品など18業種は下落しました。個別銘柄では、デンソー、豊田通商が買われ、東芝、東京エレクトロンは売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比5.62ポイント安の1621.22。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=110円90銭台で推移しています。
きょう米第2四半期GDPが発表
根岸さんによると、東京エレクトロンの決算内容は決して悪くはなかったものの、期待が高かったことが利益確定売りにつながったとのこと。「きょうで決算発表のヤマがひと段落することもあり、利益確定売りが出やすい地合いとなるかもしれません」。
きょうは米第2四半期国内総生産(GDP)が発表予定。アトランタ連銀の短期モデル「GDPNow」では前期比年率プラス2.8%、ニューヨーク連銀の「Nowcast」は同2.0%の予想。「GDPNowに近い結果となれば米金利とドル/円が上昇し、週明けの日経平均の支援材料となりえます」。
(オトナンサー編集部)
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