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目を見つめるのはなぜ? 赤ちゃんが認識する「色の世界」とは

色覚は物を見ることで発達する

 ところで、ベビー服やベビーグッズにパステルカラーやペールカラーが多用されるのは、純真でかわいらしい赤ちゃんのイメージに合った色だから。しかし、淡くて薄いこれらの色は、色覚が未熟で視力の弱い赤ちゃんに認識されません。紺やこげ茶、暗い灰色なども同様。「色覚が十分発達していない0歳代は、あいまいな色よりもビビッドな色の方が印象に残りやすいため、子育て中のママには赤や黄色などのカラフルなファッションをオススメします」。

 花岡さんによると、色覚は物を見ることで発達していくもの。赤ちゃんには積極的に色を見せることで、情緒の豊かさを育むことができます。「おもちゃや絵本などは特定の色に偏らず、さまざまな色をそろえましょう。また、自然界にも植物や空などの美しい色があふれています。人工の色とは異なる、彩り豊かな天然色を体験させてください」。

(オトナンサー編集部)

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花岡ふみよ(はなおか・ふみよ)

カラー&イメージコンサルタント、株式会社ラピス代表取締役、ラピスアカデミー校長

人と企業をブランディングするカラー&イメージコンサルタント歴25年。似合う色や第一印象術のイメージコンサルティング実績は1万3000人。企業の色彩戦略コンサルティングやセミナー講演、研修、執筆実績も多数。株式会社ラピス(http://www.lapis234.co.jp/)、ラピスアカデミー(http://www.lapis234.com/)、サロン・ド・ラピス(http://www.lapis234.jp/)。

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