カレーで乳腺炎に…hitomiさん投稿話題 妊娠中&産後、気を付けるべき食べ物は?
産後もアルコールは要注意
Q.産後、甘い食べ物を控える人もいますが、妊娠中のみならず、産後の食事にも気を使った方がよいのですか。
尾西さん「一般的に摂取を避けた方がよいものは先述の通りなので、妊娠中も甘い食べ物を過度に制限する必要はありませんが、妊娠糖尿病や肥満、妊娠中の急激な体重増加がある人は食事制限が必要になることもあります。妊娠中は、ホルモンの影響で脂肪が付きやすくなっているためです。
産後は、授乳をしているとカロリーを消費するので、通常の食事に加えて『+350キロカロリー』の摂取が推奨されています。ただし、授乳中は食欲が増加したり、妊娠中に増加した分を減らしていかなくてはいけなかったりします。食欲に任せて食べていては元に戻らないので、要注意です」
Q.産後、「絶対に食べてはいけないもの」はありますか。
尾西さん「産後は妊娠中とは違い、ママが食べたものが直接、赤ちゃんにいくわけではないので、医薬品を除いて『絶対に食べてはいけないもの』はありません。
ただし、アルコールは母乳に入り、赤ちゃんの発達に影響を与える危険性があることや、授乳のためのホルモンに影響を与えて母乳の分泌量が減ってしまったり、授乳可能期間が短くなったりすることがあるのでやめましょう。母乳中のアルコール濃度は、ママのアルコール血中濃度とほぼ同じになるといわれています。どうしてもという場合、アルコールの血中濃度は飲酒後2時間がピークとされているため、飲酒後に可能な限り時間を空けてから授乳しましょう」
Q.乳腺炎や胸の張りを引き起こしやすくなる食べ物はあるのですか。ネット上では、カレーやハンバーグなどを食べた後、乳腺の詰まりや痛み、胸の張りを起こしたことがある人もいるようです。
尾西さん「医学的には、母乳成分もママが食べたもので変化することは基本的になく、一定の成分が含まれるといわれています。そのため、授乳中も過度な食事制限をする必要はありません。ただ、カロリーの高いものを食べたり、血行がよくなったりした場合は、乳汁の産出が活発になり、人によっては胸が張りやすくなることがあります。張ったときは小まめに授乳し、乳腺炎を引き起こさないようにしましょう」
Q.妊娠中と産後、いずれの時期にも積極的に摂取した方がよい食べ物とは。
尾西さん「赤ちゃんが育つには、さまざまな栄養が必要なため、まずはバランスよく食べることです。『体によいから○○だけ食べる』というのはよくありません。特に必要であったり、不足しがちだったりする栄養素としては、葉酸、鉄分、カルシウムといわれているので、小松菜やホウレンソウ、赤身の肉や魚、ヨーグルト、チーズなどがおすすめです。ビタミン類はこれらの栄養素の吸収を助けるので、積極的に取りましょう」
Q.妊娠・出産に合わせて、「好きな食べ物・飲み物を我慢している」「食べたいものが自由に食べられないのがストレス」という妊産婦は少なくないようです。
尾西さん「妊娠中や産後に食事制限をして、ストレスを感じるママは多いです。情報を集めれば集めるほど、何を食べてよいか分からず、途方に暮れてしまったというママもいます。しかし、実は先述の『食べてはいけないもの』さえきちんと守っていれば、過度な制限は不要です。赤ちゃんのためにも、制限とストレスは最小限に、ゆったりした気持ちで妊娠・授乳期を乗り越えられるといいですね」
(オトナンサー編集部)

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