日経平均反落1万9908円58銭、米ハイテク株大幅安で
週明け6月12日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前週末比104円68銭安の1万9908円58銭で取引を終えました。

週明け6月12日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前週末比104円68銭安の1万9908円58銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの根岸慎太郎アナリストによると、前週末9日のニューヨーク市場で「FANG」(フェイスブックなどの頭文字を取ったもの)など、米株高のけん引役だったハイテク株が大幅安となり、日経平均も半導体などハイテク関連株を中心に下落しました。
また、4月の機械受注が前月比マイナス3.1%と市場予想のプラス0.5%を下回ったことも市場心理を冷やしたとのことです。
東証1部33業種中、保険、石油・石炭製品など21業種が上昇、一方、その他製品、電気機器など12業種は下落しました。個別銘柄では、東芝、東邦亜鉛が買われ、古河電気工業、安川電機は売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前週末比0.11ポイント安の1591.55。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=110円20銭台で推移しています。
FOMCや日銀会合控え動意乏しい?
根岸さんによると、ハイテク株の下落が日経平均の重しとなる一方、ドル/円が1ドル=110円台前半で落ち着いた動きであることが支援材料になりました。
「そのドル/円は今週14~15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や16日の日銀金融政策決定会合に影響を受けそうです。そのため、あす13日の日経平均は動意に乏しい展開となるかもしれません」(根岸さん)
(オトナンサー編集部)
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