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トランプ大統領が予算教書、その注目ポイントと問題は

共和党議員が賛成する保証はない

 米大統領は予算を「提案」することはできますが、作ることはできません。予算を実際に作るのは議会です(議会が作った予算法案に大統領が署名して成立する)。議会では、上院も下院も共和党が議席の過半数を占めているものの、全ての共和党議員が大統領提案を受け入れる保証はありません。むしろ、大統領提案に諸手を挙げて賛成するのはごく少数でしょう。

 議会では、トランプ予算案と全く異なる、独自の予算案が審議されるかもしれません。予算審議は、2018年度が始まる10月1日ギリギリまで、あるいはそれを越えて続く可能性があります。市場は、固唾をのんで予算審議の行方を見守ることになりそうです。

(株式会社マネースクウェア・ジャパン チーフエコノミスト 西田明弘)

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西田明弘(にしだ・あきひろ)

株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)市場調査部チーフエコノミスト

1984年日興リサーチセンター入社。米ブルッキングス研究所客員研究員などを経て、三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社。チーフエコノミスト、シニア債券ストラテジストとして高い評価を得る。2012年9月マネースクウェア・ジャパン(M2J)入社。現在、M2Jのウェブサイトで「市場調査部レポート」「市場調査部エクスプレス」「今月の特集」など多数のレポートを配信するほか、テレビ・雑誌などさまざまなメディアに出演し活躍中。株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)(http://www.m2j.co.jp)。

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