日経平均反発1万9860円03銭、ドル高・円安などを好感
6月1日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比209円46銭高の1万9860円03銭で取引を終えました。
6月1日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比209円46銭高の1万9860円03銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの根岸慎太郎アナリストによると、31日米国時間からドル高・円安が進んだことや、第1四半期設備投資の市場予想を上回る伸びが日経平均の支援材料に。中期経営計画が好感された、値がさ株の東京エレクトロンの上昇も押し上げ要因となりました。
東証1部33業種中、電気・ガス、倉庫・運輸関連など32業種が上昇、一方、鉱業は下落しました。個別銘柄では、アマダ、東京エレクトロンが買われ、東洋紡績、東芝は売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比17.77ポイント高の1586.14。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=110円90銭台で推移しています。
企業の収益力向上が示された
根岸さんによると、財務省が発表した四半期別法人企業統計で、設備投資が前年同期比プラス4.5%と前回2016年10~12月期の同3.8%から伸びが加速、経常利益もプラス26.6%(前回同16.9%)となり、「企業の収益力向上が示されたことは日経平均のプラスとなるでしょう」(根岸さん)。
また、設備投資の増加や自社株買いの動きは資本効率化への期待を高め、日経平均の支援材料となりそうです。
(オトナンサー編集部)
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