オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

体温付きクッキーを贈り、じか箸で料理を…お見合いの“距離感”を間違えた男女たち

ファーストデートでツーショット写真は、OK or NG?

 飯島真樹夫さん(38歳、仮名)は、城島紗英さん(32歳、仮名)とお見合い後、交際に入りました。紗英さんは、男性と恋愛した経験がほとんどありませんでした。

 ファーストデートは分かりやすいように、お見合いをしたホテルの中に入っているレストランを真樹夫さんが予約しました。そして、プレゼントには、使い勝手のよさそうなポシェットを持っていったそうです。

 ランチの当日、それを渡すと、紗英さんはとてもうれしそうに受け取りました。その後は楽しいおしゃべりをしながらのランチ。食事を終えて、真樹夫さんが紗英さんに聞きました。

「一緒に食事をした記念に写真を撮りませんか?」

「えっ、写真ですか?」

 真樹夫さんはウエーターを呼んで、自身のスマホを渡し、ツーショットの写真を撮ってもらいました。

「あとでLINEに送りますね。あ、LINE交換をしましょう」

 すると、紗英さんは言いました。

「私、LINEはやっていないんです」

「そうですか。それじゃあ、携帯メールに今日の写真を送りますね」

 ランチをして別れ、その夜には紗英さんから、とても丁寧なお礼のメールが来ました。

「今日はごちそうさまでした。かわいらしいポシェットもありがとうございます。大切に使います」

 ところが翌日、紗英さんの仲人さんから「交際終了」の連絡が来たのです。私がそのことを真樹夫さんに伝えると、彼は「昨夜、丁寧なお礼のメールを頂いたのに、なんで交際終了なんですか?」と、キツネにつままれたような顔をしていました。

 私は、紗英さんの仲人さんから聞いたお断りの理由を真樹夫さんに伝えました。

「ランチをしたときに、ツーショットのお写真を撮ったでしょう? あれがとても嫌で、怖かったみたいなの。今、SNSが発達している時代だから、どんな形で悪用されるか分からない。体がこわばったそうよ。怖かったから、怒らせないように丁寧なお礼のメールを送ったんですって」

「悪用なんて、僕はしませんよ」

 真樹夫さんは紗英さんと食事ができたことが楽しくて、その記念に写真を撮った。つまり、全く悪気はありませんでした。しかし、昨今は芸能人がファンの人に頼まれて一緒に写真を撮り、それがマスコミに流されて、スキャンダルに巻き込まれることもあります。

 こんなご時世だからこそ、ツーショット写真を撮ることを警戒する人がいるのです。ツーショット写真を撮るのは、結婚を約束した恋人同士になってからがよいようです。

 では、まだ本格的にお付き合いしようと決めていない相手に、「一緒に写真を撮りましょう」と言われたら、どうしたらよいのでしょうか。

 最も無難なお断りの仕方は「写真写りが悪いので、写真を撮られるのは苦手なんです」と、ちょっと恥ずかしそうに言うことでしょう。こうすれば角が立ちません。

 お見合い婚活の場合、お付き合いが始まったばかりの頃は、相手を知ることに手探りの状態ですから、距離を縮めるスピードを相手に合わせることが大切ですよ。

(仲人・ライター 鎌田れい)

1 2 3

鎌田れい(かまた・れい)

仲人・ライター

雑誌や書籍のライターとして活動。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も手がけてきた。あるカリスマ仲人を取材したことをきっかけに「ご縁を結ぶ仕事」に興味を持ち、現在は結婚ナビゲーターとしても活動中。婚活のためのレクチャーやイベントも多数開催する。プライベートでは、婚活パーティーで知り合った夫と結婚し、双子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。「最短結婚ナビ公式サイト」(http://www.saitankekkon.jp)。

コメント