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米政府を待ち受ける「シャットダウン」と「デフォルト」の危機

米国債は世界のベンチマーク

 政府のシャットダウンは、長期化すれば米経済に悪影響が出るでしょうが、短期間であれば、一般市民が一時的に不便を強いられるだけで済むでしょう。しかし、デフォルトはいったん起きれば、世界の金融市場に激震が走ることになるでしょう。米国債が世界の債券のベンチマーク(指標)になっているからです。

 これまで説明してきたように、シャットダウンは予算未成立の結果として発生します。一方で、デフォルトはデットシーリングへの対応を誤った結果として発生します。両者は全くの別物ですが、いずれも今秋に重要なタイミングを迎えます。「ロシアゲート」の行方とともに、政府と議会の予算交渉からも目が離せません。

(株式会社マネースクウェア・ジャパン チーフエコノミスト 西田明弘)

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西田明弘(にしだ・あきひろ)

株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)市場調査部チーフエコノミスト

1984年日興リサーチセンター入社。米ブルッキングス研究所客員研究員などを経て、三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社。チーフエコノミスト、シニア債券ストラテジストとして高い評価を得る。2012年9月マネースクウェア・ジャパン(M2J)入社。現在、M2Jのウェブサイトで「市場調査部レポート」「市場調査部エクスプレス」「今月の特集」など多数のレポートを配信するほか、テレビ・雑誌などさまざまなメディアに出演し活躍中。株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)(http://www.m2j.co.jp)。

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