「にぎりずし」は箸で食べるもの? 素手で食べるもの? 和文化研究家に聞く
素手で食べる際の注意点は?
Q.素手で食べる際、気を付けるべきことは。
齊木さん「まず、食べる前には手をきれいに洗っておくこと。また、お店によっては、おしぼり以外に『指拭き』が用意されていることがあります。その場合、食べた後は、おしぼりではなく指拭きを利用しましょう。食事の場は、食事をする相手から見ても、美しくおいしく食べることが配慮といえます。そのため、しょうゆのついた手をおしぼりで拭くのではなく、指拭きを利用しましょう。
また、にぎりずしを崩さないように、親指と中指ですしの酢飯の両脇を軽くつまみ、人さし指でネタの上を軽く押さえるように持つと安定して口へ運ぶことができます」
Q.箸で食べる場合も含め、にぎりずしを食べる際に注意すべき点があればお願いします。
齊木さん「初めに、にぎりずしは出された瞬間がベストの食べ物です。おしゃべりや写真などはほどほどに、あまり時間をかけずに食べるのが板前さんや握り手への配慮です。
また、気を付けたいこととしては、しょうゆをつける際はネタにつけることです。酢飯にしょうゆをつけてしまうと、酢飯が崩れやすくなるからです。職人は酢飯とネタのバランスを考えて握っているため、ネタをはがしてしょうゆにつけるのはよくありません。おすしに限らず、和食は『かじる』または『かみ切る』といったことは縁起も悪い上に美しいとはいえませんので、一口でいただきましょう。
また、強い香水なども避けましょう。すしは味覚だけでなく、ササやユズなどの香りを楽しむことができる料理です。他のお客さまへの迷惑も考えて、その場を楽しみましょう。とはいえ、そもそも屋台の食べ物。特別なマナーはありません。気負い過ぎることなく、日本の伝統食を楽しんでみてはいかがでしょうか」
(オトナンサー編集部)

コロナの今、素手はリスク高いだろw