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迷惑をかけるな! 「社内恋愛」で絶対やってはいけない行動5選

「◯◯課のAさんが気になる…」。会社の同僚とはいえ、そこは男女。いつしか社内恋愛に発展していることが、しばしばあります。しかし、社会人としては、周りの同僚や会社に迷惑をかけないためのルールが必要です。

社内恋愛をする際のルールとは…

 毎日一緒に仕事をする関係だからこそ、会社の上司や部下と恋愛関係に発展することが、少なからずあるはずです。しかし、そこは社会人。恋愛を仕事に持ち込んで会社や同僚に迷惑をかけたり、パフォーマンスを低下させたりしてはいけません。

 オトナンサー編集部では、NHK大河ドラマや松嶋菜々子さん主演ドラマ「女の勲章」(フジテレビ系)をはじめ、ドラマや映画のマナー指導を務め、最新刊「運のいい人のマナー」など累計100万部以上の著書があるマナーコンサルタントの西出ひろ子さんに、社内恋愛のルールについて聞きました。

同僚に嫉妬心を抱かないこと

 まず、社内恋愛において最も気をつけるべきことは、プライベートな感情を仕事に持ち込まないこと。職場でケンカをしたり、同僚に嫉妬心を持ったりしないように注意しましょう。「気持ちはよくわかりますが、周囲の人たちに気を遣わせないためにも私的な感情を仕事に持ち込まず、ほかの同僚と同じように接しましょう」(西出さん)。

 とりわけ「ご法度」なのは、以下の5つの行為です。

【普段の呼び方をする】

 仕事中、普段(プライベート時)の呼び方で呼ばないように注意しましょう。基本的に「◯◯さん」と名字で呼びます。

【会社のパソコンで私用メールのやり取りをする】

 会社のパソコンからは、社内恋愛をしている/していないにかかわらず、私用メールを送らないのがマナーです。

【恋人宅に宿泊して、前日と同じ服装で出社する】

 恋人宅に宿泊した/していないにかかわらず、一般に、前日と同じ服装で出社しないのがビジネスシーンにおけるマナーです。宿泊する予定がある場合は、翌日の服装を準備するようにします。

 また、突然の宿泊や徹夜の仕事などを想定し、可能であれば、会社のロッカーに下着やシャツ、ネクタイ、スーツなどを置いておくのも一案です。宿泊した場合、出社時に目撃されないように早めに出社して着替えましょう。

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西出ひろ子(にしで・ひろこ)

マナーコンサルタント、マナー解説者、美道家

ヒロコマナーグループ代表。一般社団法人「マナー&プロトコル・日本伝統文化普及協会」代表理事。大妻女子大学卒業後、国会議員などの秘書職を経て、マナー講師として独立。マナーの本場英国へ。オックスフォードにて、オックスフォード大学大学院遺伝子学研究者のビジネスパートナーと1999年に起業し、お互いをプラスに導くマナー論を確立させる。帰国後、名だたる企業300社以上にマナーコンサルティングなどを行い、他に類を見ない唯一無二の指導と称賛される。その実績はテレビや新聞、雑誌などで「マナー界のカリスマ」として多数紹介。「マナーの賢人」として「ソロモン流」(テレビ東京)などのドキュメンタリー番組でも報道された。NHK大河ドラマ「龍馬伝」をはじめ、NHKドラマ「岸辺露伴は動かない 富豪村」、映画「るろうに剣心 伝説の最期編」などのドラマや映画、CMのマナー指導・監修者としても活躍中。著書は28万部突破の「お仕事のマナーとコツ」(学研プラス)、16万部を超える「改訂新版 入社1年目 ビジネスマナーの教科書」(プレジデント社) など監修含め国内外で100冊以上。「10歳までに身につけたい 一生困らない子どものマナー」「かつてない結果を導く 超『接待』術」(共に青春出版社)など子どものマナーから、ビジネスマナー、テーブルマナーなどマナーのすべてに精通。ヒロコマナーグループ(http://www.hirokomanner-group.com)。
※「TPPPO」「先手必笑」「マナーコミュニケーション」「真心マナー」は西出博子の登録商標です。

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