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「しつけ」と偽ってイライラを子どもにぶつけていませんか? 親がすべき対処法

機嫌が悪いとき、子どもと接するのはNG

 もし、あなたがストレスによってイライラしているときは、そのまま子どもと一緒にいるのはやめた方がよいでしょう。つまり、子どもと離れることが大事です。例えば、あなたが別の部屋に行ってお茶でも飲むとか、ちょっとした散歩に出掛けるなども効果的です。

 あなたが移動できないときは、先の選択肢Bのように子どもを避難させるのが現実的で、とても効果のある方法です。災害が起こりそうなときに避難警報が出るのと同じです。あなたの噴火が始まる前に、避難警報を出して子どもを避難させてあげてください。

 また、選択肢Cのように、自分のイライラを純粋に放出するのもアリだと思います。少し抵抗はあるかもしれませんが、しつけを装って子どもに自身のイライラをぶつけるよりもはるかにマシです。

 知り合いのある母親によると、選択肢Cに加えて「犬語で怒る」のも効果があるそうです。つまり、「あ~、イライラする。ごめんね。あなたのせいじゃないけどね。ワンワンワン! ワンワンワン!」といった感じです。自分の中にたまっているストレスを「イライラする」「ワンワンワン!」と口に出して発することで純粋に放出するのです。そうすれば、子どもにぶつけなくて済むわけです。

 また、知り合いの漫画家さんに聞いた話では、彼女のお母さんはよく「バビブベボン! ボン、ボン、ボン」と叫んでいたそうです。意味不明の音声ですが、ストレス発散については、これも「ワンワンワン!」と同じ効果があると思います。

 大事なことをもう一度言います。自分のストレスをしつけと偽って子どもにぶつけるのはやめましょう。ぶつけそうになったら子どもと離れることです。先述したように、自分が移動できないなら、子どもを避難させたり、選択肢Cのように純粋に放出したりしましょう。このほか、自分のストレスを子どもにぶつけないために、次の3つの方法もおすすめします。

(1)取りあえず胸いっぱいに空気を吸い込んで深呼吸する。
(2)イラッとしたことに気付いた瞬間に、口角を思い切り上げて無理やり笑顔になる「無理やりスマイル」を実行する。
(3)「大丈夫、大丈夫」「冷静に、冷静に」と自分に言い聞かせる。

 ぜひ試してみてください。

(教育評論家 親野智可等)

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親野智可等(おやの・ちから)

教育評論家

長年の教師経験をもとにブログ「親力講座」、メールマガジン「親力で決まる子供の将来」、ツイッターなどで発信中。「『自分でグングン伸びる子』が育つ親の習慣」(PHP文庫)など、ベストセラー多数。全国各地の小・中・高校や幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会でも大人気。公式サイト「親力」で新書3冊分のコラムが閲覧可能。公式サイト「親力」(http://www.oyaryoku.jp/)、ツイッター(https://twitter.com/oyanochikara)、ブログ「親力講座」(http://oyaryoku.blog.jp/)。

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