オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

つい抜いてしまう…「白髪」を抜くと、さらに増えるって本当? 毛髪診断士に聞く

白髪染めの際のポイントは?

Q.その他、白髪染めを行う際のポイントや注意点を教えてください。

余慶さん「市販の白髪染め専用ホームカラーを用いている人も多いと思います。ホームカラーは美容院に行く手間が省ける上、経済的なメリットも大きい半面、デメリットもあります。

一般的に、ホームカラー剤のタイプには『酸性』『弱酸性』『弱アルカリ性』『アルカリ性』などがあります。アルカリ性が強いほどキューティクルを開き、染料を髪の内部まで届かせて、自分が望む色に染めることができますが、その分、髪が傷みやすいです。ドラッグストアなどで気軽に購入できるホームカラーの場合は、誰でも満遍なく染められることを基準にしているため、アルカリ性のものが多く、染料の含有量が多いのでダメージヘアを招きやすいです。

白髪染めの場合は、いかにも『白髪を染めた』という不自然さを感じたり、色もあまり選べなかったりするので、普通のヘアカラーを用いる人もいると思います。その場合、元々の髪の色を抜くという工程がある分、白髪染め専用カラーよりも傷みやすくなるので気を付けましょう。

ホームカラーを使用する場合は、必ず規定の量・時間を守り、頭皮につかないよう丁寧に染めることが何よりも大切です。生え際に、プロテクトクリームやワセリンなどの保護剤を忘れずに付けましょう。サロンでも家でも、断続的に白髪染めをしている人やダメージヘアの人は、ヘアマニキュアをおすすめします。髪の表面をコーティングするだけなので、洗うたびに落ちていくというデメリットはありますが、髪のことを考えるとつやも出て、ダメージ軽減にもつながります」

Q.白髪を増やしにくくするための生活習慣とは。

余慶さん「最も大事なのは、その日のうちに洗髪をして頭皮を清潔に健やかに保つこと、就寝前にきちんと髪を乾かすことです。そして、何よりも睡眠が大事です。質の良い十分な睡眠は毛細血管の血流をスムーズにし、栄養を髪に届けます。質の良い睡眠のためにも、ストレスをため込まないことや適度な運動を心掛けましょう」

Q.白髪に悩む人は男女問わず多いようですが、白髪が生え始めた自分の髪と上手に向き合っていくために、毛髪診断士としてアドバイスをお願いします。

余慶さん「白髪が生えるのは自然なこと、仕方のないことと大きく構えましょう。現時点では、根本的に白髪をなくすことはできませんが、上手に隠す方法は多くあります。自分にとって負担にならない、ふさわしい方法を選びましょう。もちろん、グレーヘアという選択もありだと思います。

女性の場合は白髪よりも、髪につやがあるかどうかが大事だと思います。パサついた髪はどうしても老けて見えるだけでなく、その人のライフスタイルの在り方を映します。男性の場合はフケに注意です。乾燥肌や脂性肌など、さまざまな原因があると思いますが、『土壌(頭皮)が荒れるとよい植物(髪)は育たない』と考え、睡眠・食・運動といったインナーケアもきちんと行うことが大事です」

(オトナンサー編集部)

1 2

余慶尚美(よけい・なおみ)

美容コンサルタント・韓方薬膳料理専門家

1970年鹿児島県生まれ。上智短期大学英語学科卒。広告代理店、外資系企業に勤務当時、自身が重い体調不良に悩んだことから、ココロとカラダの両面をケアする「巡り」に着目。2007年から、リンパドレナージュサロン「Flow」を経て、美巡和漢サロンを白金高輪で主宰。また「毛髪診断士」や「漢方薬膳」の専門知識を生かし、講演セミナーや執筆活動、美容や健康に関する製品・サービスの企画監修、プロデュースなどを手掛ける美容コンサルタントとしても幅広く活躍中。毎日数時間、韓国ドラマに没頭するほどの韓国エンターテインメント通でもある。余慶尚美オフィシャルブログ「美巡ライフスタイル」(http://ameblo.jp/yokeinaoko)。

コメント