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笑顔なのに“暗く”…実年齢よりも老けて見える…「逆ガミースマイル」 上の歯が見えなくなる原因&改善法とは? 【歯科医・監修】

笑った時に上の歯がほとんど見えず、下の歯ばかりが目立つ「逆ガミースマイル」。「逆ガミースマイル」になる仕組みや原因、改善方法などについて、歯科医に聞きました。

笑顔なのに暗く見られてしまう「逆ガミースマイル」とは…
笑顔なのに暗く見られてしまう「逆ガミースマイル」とは…

 笑った時に上の歯がほとんど見えず、下の歯ばかりが目立つ「逆ガミースマイル」。しっかり笑っているのに、表情が乏しく見られたり、実年齢よりも老けた印象に見られてしまったり、疲れているといった印象を与えてしまうなどします。そこで、富士見台駅前歯科・矯正歯科院長の藤間聖司さんに、「逆ガミースマイル」になる仕組みや原因、改善方法などについて聞きました。

複数の原因が組み合わさって起きる

Q.まず、「逆ガミースマイル」になる仕組みや原因について教えてください。

藤間さん「『逆ガミースマイル』は、一般的に、笑った時に上の歯や歯ぐきがあまり見えず、下の歯や下唇側が目立つように見える状態を指して使われます。この逆ガミースマイルになる主な仕組みは4つです。

(1)唇が厚いなどの理由で、上唇があまり上がらないこと。笑った時の上唇の動きが小さいと、唇が前歯を覆ったままになります。

(2)上の前歯が内側・上方に位置していること。前歯が舌側に倒れていたり、歯列全体が上方に位置していたりすると、唇を上げても歯が見えにくくなります。

(3)前歯の『見える長さ』が短いこと。歯そのものが短い場合だけでなく、歯ぐきが歯冠を覆っている場合にも、見える歯が短くなります。

(4)上顎・歯槽骨の位置や成長の影響。これは顔の骨格そのものが関係するケースです。下顎が前に出ている(受け口・下顎前突)・上顎の骨格が小さいor後方にあるといった骨格の場合、逆ガミースマイルになることがあります。

こうした、唇・歯並び・上下の顎の位置関係が組み合わさって、逆ガミースマイルになることが多いです」

Q.年齢によって、「逆ガミースマイル」の変化にはどんな傾向があるのでしょうか。

藤間さん「思春期前までは、顎や歯の成長にともなって、上下の顎のバランスは変化します。受け口傾向がある場合、下顎が大きく成長して、下の歯がより目立つようになることもあります。逆に、上顎の成長や歯の位置が変わることで、見え方が改善するケースもあります。

成人になると顎の骨格自体は大きく変化しないので、骨格に起因する逆ガミースマイルになることは少ないと思います。一方で、歯の摩耗や歯ぐきの変化、唇の動きなどによって、笑った時の歯の見え方が少しずつ変わることはあります。

また、中年以降は、加齢によって唇の筋肉の動きが変化したり、上唇が下がりやすくなったりするため、上の前歯が見える量が減る傾向があります」

Q.「逆ガミースマイル」は改善できるのでしょうか。治療法の選択肢やセルフケアの方法を教えてください。

藤間さん「セルフケアとして、歯並びを悪化させないために、舌の位置を意識する・口呼吸を減らすなどが考えられますが、これで逆ガミースマイルを改善できるわけではありません。

歯科で対応できるのは、歯列やかみ合わせが原因となっている場合です。上前歯が内側・上方にあるケースでは、前歯の位置や傾斜を歯列矯正で調整します。かみ合わせが深いケースでは、前歯の垂直位置を矯正治療で調整していきます。

また、上顎の骨の位置に原因がある場合は、外科的矯正が考えられますが、骨格そのものを修正する方法になるので適応は限られるでしょう。

上唇が長い場合は、歯科での治療ではありません。鼻の下~上唇の距離を短くして歯を見せやすくする人中短縮やリップリフトなどが考えられると思います。逆ガミースマイルは、複数の原因が組み合わさって起きている場合が多いので、原因にあわせた治療を組み合わせていくことが多いです。信頼できるクリニックで、相談してみてください」

(オトナンサー編集部)

【えっ!】「逆ガミースマイル」をわかりやすく解説! 歯茎が目立つ「ガミースマイル」の実際の写真も!

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藤間聖司(とうま・せいじ)

歯科医師(インビザラインGO 認定ドクター)

昭和大学歯学部歯学科卒。都内歯科医院に7年勤務後、院長として2年勤務。2021年、東京都練馬区に「富士見台駅前歯科・矯正歯科」を開院。「患者さまを大切にする治療」をモットーに、矯正歯科や精密根管治療、口腔外科、審美歯科などの多岐にわたる診療を行う。

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