人口減と少子高齢化を論じる前に、言わねばならないこと
部下に喝を入れられるのはリーダーだけ
リーダーがだらけた行動をとれば、職員もだらけます。人は誰しも楽をしたいもの。そういった怠け心に喝を入れることができるのは、リーダーしかいません。その精神が感じられない地域のリーダーは、今すぐに考え方を改め直すか、できないのならば職を辞するべきです。
目を覆いたくなるような事例は、黒岩知事だけではありません。福岡県飯塚市では市長と副市長が真っ昼間に賭けマージャンをしていたと報じられました。西郷隆盛と同じ九州での出来事です。即刻クビかと思いきや、そうならずに済むところが病根の深さを物語っています。
まともな街づくりを進めるための基本は政策ではありません。リーダーの精神と気迫、心構えです。ここがシャンとせずにいくら立派な政策を語ったところで絵に描いた餅にもなりません。
次回から、私が開成町で取り組んだ街づくりのプロセスを明らかにし、人口減少・少子高齢化社会にいかに立ち向かうかを解説していきます。その前に序論として、政策以前の重要課題を提起してみました。
(日本大学総合科学研究所教授 露木順一)
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