「女性、もっと男の人に寛大に」桜田元五輪相が発言 “失言歴”を振り返る
桜田義孝元五輪相が、少子化問題や未婚者増加に関連して、「女性も、男の人に寛大になっていただけたら」と発言したとの報道がありました。桜田氏の「失言」を振り返ってみます。
自民党の桜田義孝元五輪相が7月5日、参院選の応援演説で、少子化問題や、未婚者が増えているという現状に関して、「男の人は結婚したがっているが、女の人は無理して結婚しなくていいという人が増えている(中略)女性も、男の人に寛大になっていただけたら」と発言したとの報道がありました。少子化や未婚者増加の原因を、女性の側だけに求めるとも受け取れる内容で、批判の声が上がっています。桜田氏は過去にも「失言」をたびたび繰り返してきました。その発言を振り返ってみます。
「がっかり」「復興以上に大事」「子ども3人産んで」
朝日新聞の報道によると、発言は千葉県柏市での街頭演説時のもの。「男の人は結婚したがっているんですけど、女の人は、無理して結婚しなくてもいいという人が、最近増えちゃっている」「女性も、もっともっと、男の人に寛大になっていただけたら」と発言。その後、「ちょっと問題発言かなと思う」と自ら、発言内容に問題があることを自覚しているとも取れる発言もしたとのことです。
桜田氏は五輪相だった2019年2月、競泳の池江璃花子選手が白血病を公表した際、「金メダル候補ですから、本当にがっかりしている」との趣旨の発言をして、大きな批判を浴びました。
さらに同年4月、同僚議員のパーティーで、その議員の名前を挙げ、「(東日本大震災からの)復興以上に大事」と発言。「被災者の気持ちを傷つけた責任を取りたい」として、大臣を辞任しました。発言が問題視されての事実上の更迭とみられています。
同年5月にも、同僚議員のパーティーで、少子化問題に関連して、「子どもは最低3人くらい産んでほしい」などと述べ、釈明コメントを出す事態となりました。
SNS上では、今回の発言を受けて「なぜ女性だけ寛大にならないといけないの?」「どれだけ女性に甘えてるんだ」「問題発言だ!」などと批判の声が上がっています。
(オトナンサー編集部)
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