日経平均続伸1万8976円71銭、ダウ平均2万ドル台回復などで
週明け2月6日の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前週末比58円51銭高の1万8976円71銭で取引を終えました。

週明け2月6日の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前週末比58円51銭高の1万8976円71銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、米ダウ工業株30種平均が2万ドルの大台を回復するなど、米国の主要株価指数が前週末3日に上昇したことを好感、日経平均は寄り付き直後に3日終値比157円37銭高の1万9075円57銭まで上昇しました。
その後は、外国為替市場でドル/円がドル安・円高に振れたことを背景に、日経平均も下げに転じ、一時は3日終値比マイナス圏に沈む場面も。しかし大引けにかけてドル/円が下げ幅を縮小すると、日経平均も上げ幅を拡大しました。
東証1部33業種中、水産・農林、金属製品など24業種が上昇、一方、その他製品、繊維製品など9業種は下落しました。個別銘柄では、ヤフー、日本水産が買われ、ヤマハ、キッコーマンは売られました。TOPIX(東証株価指数)は前週末比5.43ポイント高の1520.42。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=112円50銭台で推移しています。
八代さんは今週の日経平均について、「米国株やドル/円の動向が材料になりそう」と見ます。トランプ米大統領が先週、日本の為替政策を批判したことから、10日の日米首脳会談で同大統領が保護主義的な発言をするのでは、との警戒感が市場には根強くあります。「会談を前に、ドル/円にはドル安・円高圧力が加わりやすく、ドル/円が下落すれば、日経平均にとって重しとなるでしょう」(八代さん)。
(オトナンサー編集部)
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