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いじめ体験、子どもを守りたい 「こども六法」発売直後から話題に、著者の思いとは?

「法律はみんなを守るためにある」

Q.出版となっての気持ちと反響は。

山崎さん「『やっとできた』という思いです。監修で何度もやり取りしたり、イラストを仲間といろいろ考えたりしてできたものですから。10歳から15歳の子どもをメインの読者と想定していますが、反響は今のところ大人からの声が中心です。『子どもに読ませたい』『親子で一緒に読みたい』『大人が読んでも役に立つ』といった肯定的な声が多いです。否定的な声としては『いじめ加害者やその親は読まないのでは』という意見がありました」

Q.以前、「全国の小中学校に1冊ずつ置いてもらう」ことをまず実現したいと伺いました。

山崎さん「ぜひ実現したいですし、いつかは『すべての教室に1冊』を実現したいです。すべての子どもが手に取ることができるようになるのが目標です。読者から、『自分の母校に寄贈します』という声や、学校の先生から『自分の教室に置きました』といった声も届いています。少しずつ広がっていけばと思います」

Q.「こども六法」は出版されましたが、すべての子どもたちに、すぐ届くわけではありません。いじめ被害などで2学期の学校生活を重荷に感じる子どもたちへ、メッセージがあれば。

山崎さん「いじめ防止対策推進法にもありますが、いじめに悩んでいる子どもを救い出す義務が大人にはあります。いじめられたら、大人に助けを求めてください。もし、両親や先生に助けを求めても対応してもらえなかったら、いろいろな相談窓口があって警察や弁護士に相談することもできます。助けてほしいと声を上げてください。

どうしてもつらいと思ったときは、逃げてもいいです。逃げることは恥ずかしいことではありません。学校を休んでもいいです。自分を守りましょう。そして、法律はみんなを守るためにあることを知りましょう」

「こども六法」はA5判202ページ、1200円(税別)。現在は品切れの書店が多く、9月上旬に2刷分ができ、順次、3刷、4刷分が配本されますが、書店で予約した方が確実に入手できるとのことです。

(オトナンサー編集部)

イラストを盛り込んだ「こども六法」の一部

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