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液体は冷蔵、粉末は常温? 高温の夏「調味料」はどうやって保存すべき? 専門家に聞く

蜂蜜は常温保存でもOK?

Q.蜂蜜は冷蔵庫に入れると白く固まるため、常温で保存するのが一般的だとは思いますが、夏場の高温の室内で保管しても大丈夫なのでしょうか。

関口さん「蜂蜜は糖度が高く、ほとんどの微生物が活動できない、非常に保存性の高い食品です。夏場でも常温保存が可能ですが、直射日光を避け清潔なスプーンを使うなど管理に気をつけてください」

Q.小麦粉やホットケーキミックスを常温保存すると、ダニが繁殖するリスクが高まると話題になったことがあります。小麦粉を保存する際の注意点や、常温保存、冷蔵保存、冷凍保存それぞれのメリット/デメリットは。

関口さん「小麦粉やミックス粉などは、開封したら密閉容器に入れ、冷蔵保存します。冷凍保存でも問題ありませんが、温度差による結露ができやすいので、使い切る分量に分けて保存する場合に向いています。常温保存に関しては、わずかな隙間から入り込んだダニにとって格好の繁殖条件となります。20度以下、湿度50%以下だと繁殖力が弱まり、湿度40%で死滅するので、冷蔵保存が安心です。

東京都福祉保健局からの注意喚起によると、『開封後の保存が悪く、内部でダニ類が多量に繁殖した粉製品を使った料理を食べたことによって、アレルギーを起こす事例が報告されています。特にダニやハウスダストなどのアレルギーをお持ちの方は、開封後の粉製品の取り扱いに注意が必要です』とあります。健康被害も報告されていますので、取り扱いは要注意です」

Q.料理研究家として、夏場の調味料の保存で注意している点があればご教示ください。

関口さん「私もかつては虫が湧いたり、味が著しく劣化したりと残念な経験をしましたが、ほとんどが夏場でした。以降、調味料は酢やみりん、一部の油を除き、開封したら必ず冷蔵保存をしています。特に、しょうゆや油はひと月以内で使い切れる量のものを購入しています。ナンプラー、オイスターソースなどたまにしか使わない調味料もたくさんあるので、冷蔵庫は調味料がひしめいておりますが…。

また、大袋などのスパイスや製菓材料はすべて冷凍保存しています。温度管理だけでも香りや味はずいぶん長持ちします。さらに密閉し、空気に触れる率が減ればより効果大です。雑菌やカビ、酸化、虫害から調味料を守り、本来のおいしさを楽しむには、保存条件と適正な期限内に消費することだと思いますので、場所を決めて管理しやすいよう工夫しています」

(オトナンサー編集部)

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関口絢子(せきぐち・あやこ)

料理研究家・管理栄養士・インナービューティースペシャリスト

米国栄養カウンセラー、ヘルスケアプランナー。企業やウェブサイトなどの各種メディアで、レシピやコラム、企画提案などを行う。斬新なアイデアやニーズを捉えた企画が人気を博し、CM用のフードコーディネートやフードスタイリング、商業施設のフードプロデュースなど多岐にわたり活動。「毎日続けられること」をモットーに簡単・おいしい・おしゃれ、かつ美容と健康に直結したレシピを発信。自らの体調不良を食で克服した経験から執筆した著書「キレイになる!フェロモンレシピ」で「食から始めるアンチエイジング」をテーマに、女性が一生輝き続けるための食事法を紹介。セミナーや女性誌の特集で人気を集めている。

■オフィシャルブログ(http://ameblo.jp/ayako-sekiguchi/
■YouTubeチャンネル「管理栄養士:関口絢子のウェルネスキッチン」(https://www.youtube.com/channel/UC6cZRYwUPyvoeOOb0dqrAug

管理栄養士:関口絢子のウェルネスキッチン

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