上司の「武勇伝」は説法 社内で評価されたいならありがたく聞いておけ
ヤバイ、売り上げが足りずに追及されそうだ
売り上げが足りず、責任を追及されそうな場合、それを回避する方法があります。このテクニックを使えば、危機から逃れられる可能性があります。筆者はこのように聞くでしょう。
「課長、今月の目標達成が厳しい状況になってしまい、申し訳ございません。最後まで、諦めずに挽回するつもりでいます。そこで、課長に教えていただきたいのですが、自分に欠けているものは何でしょうか。今からでもそれを直して、少しでも目標達成に近づけるよう努力したいんです」
部下がこんなアピールをしてきたら、課長としては悪い気はしないはずです。課長から具体的に悪い点を指摘されたら、それを直そうとしている点をアピールしてください。
「そんなこと言う前に営業に行け!」と身もふたもないことを言われたら、それはそれで、必死に営業している姿を見せてください。要は「自分は頑張っています」「課長から学びたいのです」などとアピールすることで、上司を自分の味方につけるのです。定型句をいくつかご紹介しておきましょう。
■自分が失敗したときは「すみません」+「自分のせい」+「教えてください」
(例)「すみません、課長。今回は私の不注意でこんな事態を招いてしまいまして。課長はこんなとき、どんな対処をされてきたんですか。後学のために教えてください」
■お酒の席ならば、「うまくいかない」+「持ち上げる」+「教えてください」
(例)「私はどうも最初の一言がうまくいかないんです。営業マンとして名高い部長に、ぜひ、今度教えを乞いたいのですが」
■上司が得意げに何かを自慢したら、「感動しました」+「ダメ」+「教えてください」
(例)「部長、感動しました! 僕なんかまったくダメなんですよ。今度、みっちりコツを教えてください」
あなたが上司になったらどうすべきか
私たちが多くの人との関係を円滑にして過ごすためには、テクニックが必要とされます。その一つが「ゴマすり」です。会社で生き残っていくためにはビジネススキルではなく、コミュニケーションスキルが大切だということです。ゴマすりでも、極めれば、立派なテクニック、スキルになります。
もし、あなたが上司になったらどうすればいいでしょうか。職責とは、仕事上の役割に過ぎません。変化のスピードが激しい時代において成功は過去のもの。上司になったら、「武勇伝をひけらかす」のではなく、部下の話を聞くようにしてください。仕事のできる上司は、知らないことを誰からでも謙虚に学ぶことができます。
(コラムニスト、著述家 尾藤克之)

コメント