離婚か、それとも我慢か…いや「卒婚」の道もある! 2択に疲れて《第3の道》を選択した夫婦2組の実話
事例1:「距離を置いて今の関係を守る」道を選んだ妻
咲良さん(55歳、仮名)は結婚25年。夫は早期退職し、在宅で経理のバイトと投資をしています。子どもが大学進学で家を離れ、夫婦二人の時間が急に増えました。家事のやり方に今さら不満を言ってくる夫にうんざりしているといいます。
「『洗濯物の収納はこうした方が合理的だろ』『もっとスムーズに水回りの掃除できるだろ』など、長年私が担ってきた家事に、今さらガチャガチャ言ってきて不愉快です」。その上、定年仲間をよく家に呼ぶので、お茶だのビールだのを咲良さんが用意するはめに。
50代のうちに、自分の学び直しと、写真撮影をする旅行を楽しみたいと考えている咲良さん。それに専念する余裕がありません。同じ空間で過ごすほど、小さな不満が積もっていきました。
「嫌いになったわけじゃない。でも毎日一緒だと、私が私でいられない」と夫に伝えました。最初、夫は動揺したものの「嫌いになってはいない」という咲良さんの言葉で、「嫌われる前に、君の提案を聞く」と同意しました。
二人は、家計と衛生管理の基本は今のまま、食事は各自。平日はそれぞれの拠点で生活し、週1回は“夫婦メシ”をするルールを設定。そうして咲良さんは、晴れて写真のスクールに入学しました。
離婚ではなく卒婚を選んだ理由は「互いへの愛情が消えていないこと」が一番。ライフスタイルは、これくらい振り切らないと変わらないと思ったからだそうです。このケースが示すのは、卒婚が「愛の終わり」ではなく「夫婦関係のバージョンアップ」になり得るということです。












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