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「男が家を引っ張る」は時代遅れ? 「年下男性」と結婚する女性が増えている“納得の理由”

年下の男性を結婚相手に選ぶ女性が増加している理由について、専門家が解説します。

年下の男性と結婚する女性が増えている理由は?(画像はイメージ)
年下の男性と結婚する女性が増えている理由は?(画像はイメージ)

 2025年12月、俳優の波瑠さん(34)と高杉真宙さん(29)が結婚を発表し、「年上妻×年下夫」として話題になりました。芸能人の結婚のニュースは私たちには“遠い世界”に見えるかもしれませんが、実は私の運営する夫婦仲相談所の現場では「年下男性にひかれる自分が、今さら不安」「年下の彼に結婚を切り出していい?」という声が、ここ数年で明らかに増えています。

 年下男性が“急にモテるようになった”というより、女性側の生き方が変わり、パートナー選びの条件がアップデートされた結果だと私は見ています。

「年上妻」はもう“珍しい例”ではない

 最新の人口動態調査の結果を見ると、2024年の初婚夫婦のうち、「妻が年上」の割合が25.5%で、1970年以降で過去最高という情報が確認できます。

 また、内閣府(男女共同参画局)関連の検討会資料でも、初婚同士の結婚において年上妻・年下夫カップルが増加していること、若い男性ほど年上女性との結婚割合が高い傾向が示されています。例えば、26歳から29歳の初婚男性のうち約3割、25歳までの初婚男性のうち約4割が年上女性と結婚という内容の記述があります。

 さらに、厚労省の2018年の婚姻データ(初婚同士)をもとにした分析では、初婚女性が年下男性と結婚する割合は、30代前半で35~39%、40代では43~46%と“4割ライン”に乗る、という推計もあります。

 体感だけでなく、「年下夫」は統計的にも“起きている現象”です。

なぜ年下男性を選ぶのか 女性が感じている“メリット”

 女性が年下男性を選ぶ理由について、私が相談でよく聞くのは主に次の5つです。先にメリットを並べます。

(1)対等に話せる
女性にとって、男性が年上過ぎると、どうしても“先生と生徒”みたいな空気になりがちです。一方、年下の男性だと、女性が遠慮し過ぎずに言葉を出せて、対話が成立しやすいといいます。

(2)家事・育児の価値観が、時代の空気感を象徴するものになっている
もちろん個人差はありますが、若い世代ほど“生活を共同運営する”感覚が強い傾向にあります。家事を「手伝う」と表現せず、「担当する」という言葉が普通に出てきます。

(3)恋愛が“選抜”ではなく“協業”になる
年上女性は、キャリアや人間関係の地盤ができていることが多いです。相手に“埋めてもらう”恋より、「2人で作り上げる」恋に向きやすいのです。

(4)「守られる」より「理解される」が重要
昔は“年上=頼れる=安心”が強い指標でした。今は、安心の定義が「対話・尊重」に移っています。

(5)性的なコミュニケーションも、話題にしやすい
年下男性の方が、性の話を“恥ずかしい”ではなく“すり合わせ”として扱えるケースが目立ちます。セックスレス相談でも、ここは本当に大きいです。

事例1:年末年始の旅行で“空気”が変わった

 37歳の由美さん(仮名)は、職場の後輩でもある32歳の翔太さん(仮名)と付き合い始めて2年たちます。ただ、結婚の話になると彼が黙り込むのが悩みでした。

 年末年始に温泉旅行へ行ったときのこと。夜、露天風呂の帰り道に由美さんがこう言ったそうです。

「私ね、せかしたいわけじゃない。でも“いつか”って言葉だけで待つのは、しんどい」

 すると翔太さんが初めて本音を出しました。

「俺、結婚って“男が引っ張るもの”だと思い込んでた。だから準備できてない自分が恥ずかしくて、黙ってた」

 由美さんはそのことで私の元に相談に訪れました。

 私と話しているうちに、由美さんは年齢ではなく“役割の思い込み”がブレーキになっていると気付きます。私に相談後、翔太さんと2人で家計の見通しや働き方、親への伝え方を紙に書き出し、「男が引っ張る」から「2人で段取り」へと動き方を変えました。

 その結果、春に両家あいさつからの入籍まで進みました。式は挙げていません。年下男性がどうこうではなく、価値観を言語化できたことが勝因です。

注意点:うまくいかないときはたいてい“年齢”ではなく別の要素が原因

■年下男性と結婚する際の落とし穴
年下男性との結婚が増えたとはいえ、落とし穴もあります。相談で多いのは次の4つの例です。

(1)親世代の反対と、外野ノイズ
「若いのにおばちゃんと結婚? もったいない」「子どもはできるの?」など、善意の顔をした圧が来ます。2人で“外野への返答案”を決めておくのが先です。

(2)収入差のモヤモヤ
女性が稼いでいると、男性側がプライドで崩れる場合も。逆に女性側が「私ばっかり背負っている」と疲弊する場合もあります。

(3)ライフイベントの温度差
出産や転職、親の介護など、時間軸の議題は避けるほどズレます。結論を出すのを急がなくてもいいので、「いつ」「何を」「どこまで」話すかの順番だけは合意しておきましょう。

(4)年上側が“上司”になってしまう
良かれと思って助言すると、彼が「評価されている感じがする」となえることがあります。年齢は武器にもなるけれど、序列にすると一気に毒になります。

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三松真由美(みまつ・まゆみ)

恋人・夫婦仲相談所 所長(すずね所長)・執筆家

夫婦仲・恋仲に悩む女性会員1万3000名を集め、「結婚・再婚」を真剣に考えるコミュニティーを展開。セックスレス・ED・女性の性機能に詳しく、性を通して男女関係をよくするメソッドを考案。20代若者サークルも運営し、未婚世代への結婚アドバイスも好評を呼ぶ。恋愛・夫婦仲コメンテーターとしても活躍中。業界最大手「ごっこ倶楽部」のセックスレスをテーマにしたショートドラマを監修し、5カ月で1億回再生に到達。著書は「夫婦の『幸せ循環』を呼ぶ秘訣」(講談社)「モンスターワイフ」(同)「40歳からの女性ホルモンを操る53の習慣」(扶桑社)「堂々再婚」(wave出版)など多数。コミック「『君とはもうできない』と言われまして」(KADOKAWA)の監修も手掛ける。恋人・夫婦仲相談所(http://fufunaka.com/)、公式note(https://note.com/suzune_16)、オトナのお悩み保健室(https://otona-hokenshitsu.jp/)。LINE登録で「夫婦仲チェックシート」を無料プレゼント(https://fufunaka.com/archives/lp/line)。

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