自閉症の子が「衣替え」に応じてくれない→親子のストレスを減らす鍵は「ルールの可視化」だった
それでもうまくいかない日もある…そんなときは
もちろん、どんなに工夫していても、思い通りにいかない日もあります。「ルール通りに説明したのに、子どもが服を着たがらない」「急に寒くなったり暑くなったりして、親の方が判断に迷う」といったこともあるでしょう。
そんなときにおすすめなのが、“第三者の力”を借りることです。
わが家では、テレビの天気予報を「ルール決めの根拠」として活用しています。「今日は25度になるって、お天気のお姉さんが言ってたよ」と伝えると、息子も「じゃあ半袖か」と納得することがあります。親が直接「半袖着てね」と言うと反発するのに、不思議とテレビの言葉には素直なのです。
もちろん、予報が外れることもあります。そんなとき、息子は「気象予報士、うそつきやがって!」と怒るのですが(笑)、それでも「お母さんが勝手に決めた」より、「第三者が言っていた」方が、本人は納得しやすいようです。
衣替えの季節は、親にとっても子どもにとっても、ちょっとした“試練”かもしれません。でも、「うちの子だけ変なんだ」と思わないでください。発達特性のある子どもにとって、「気温に応じて服を変える」というのは、本当に高度なことなのです。
だからこそ、子どもの特性に合わせたルールづくりや、第三者の力を借りた納得の手助け、そして何よりも本人の感じ方やルールを尊重する姿勢が、親子のストレスを減らしてくれます。
「暑いのに半袖を着ない」のではなく、「暑いと感じていない」「長袖に安心している」「暑くてもこだわりを優先させたい」など、子どもなりの理由が必ずありますからね。
(子育て本著者・講演家 立石美津子)








コメント