夫が家出し、2子と暮らす妻が選ぶべきは「今すぐ離婚」か「とりあえず別居」か(上)
高校受験前の娘、てんかん発症の息子
「娘が来年、高校受験を控えているんです!」
智子さんは声を大にして言いますが、智子さんが調べたところ、塾の月謝として毎月4万8700円かかるそう。さらに、夏季と冬季講習 模擬試験、受験用の講習に備えて毎月2万円の貯金が必要。ただでさえ一家の大黒柱を失って家計が火の車なのに、よりによって長女の受験が重なってしまったのは災難としか言いようがありません。
しかし、智子さんを襲ったのはそれだけではありませんでした。
「旦那が出て行ったから、息子が『てんかん』を発症したんです!」
智子さんは涙ながらに語りますが、長男が突然、男親(夫)を失ったショックは計り知れません。残念ながら、現時点で病気が完治する見込みはなく、けいれんなどの発作を抑えるため、毎朝と毎晩、薬を飲まなければならないそうです。
さらに、1カ月に1回、脳波、血液検査を受ける必要があり、智子さんは長男の医療費として毎月1万1000円(薬代3000円、検査代8000円)を負担せざるをえず、ますます家計を圧迫したのです。
このように受験費用や医療費が家計の支出に上乗せられたため、毎月の支出は約27万円に膨らんでいました。一方で、智子さんの手取りは毎月14万円しかないので、毎月の赤字は13万円に達するという危機的な状況に陥っていたのです。
<毎月の支出>
計:27万4600円
<内訳>
食費:5万円
水道:1710円
光熱費:1万4371円
生活用品:1万1238円
通信費:7844円
美容院:7004円
被服費:1万8022円
自動車保険:5000円
車検の積み立て:6250円
自動車税の積み立て:3400円
医療費:1万4000円
保険料:3万7341円
交通費:2000円
ガソリン:2480円
塾の月謝(長女):4万8700円
塾の月謝(長男):1万3140円
学童保育:6000円
通信教育:6100円
塾の季節講習費用の積み立て:2万円
(夏季と冬季講習、模擬試験、受験用の講習)
(露木行政書士事務所代表 露木幸彦)


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