【マーケット展望】米ISM指数次第で利上げ観測変化も 日経平均は“綱引き”で方向出にくい
10月5日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸、前日比83円59銭高の1万6819円24銭で取引を終えました。今後の展開はどうでしょうか。

10月5日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸、前日比83円59銭高の1万6819円24銭で取引を終えました。
今後の展開はどうでしょうか。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストは、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者が今週に入り、相次いで利上げに前向きな姿勢を示していることに着目します。
リッチモンド連銀のラッカー総裁が4日、政策金利据え置きを決定した9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)について、「投票権を持っていれば利上げに投票していた」と述べたと報じられています。
一方で、八代さんは今夜発表される9月米供給管理協会(ISM)非製造業景況指数について「結果によってはFRBの利上げ観測が変化する可能性があります」と指摘します。
利上げ観測が一段と高まればドル/円にはプラス材料ですが、米国株には重しに。逆に利上げ観測の後退はドル/円にはマイナス材料ですが、米国株にはプラス材料になりそうです。
八代さんは「日経平均はドル/円と米国株の“綱引き”によって、はっきりした方向感が出にくいかもしれません」と話しています。
(オトナンサー編集部)
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