【マーケット展望】ドイツ銀行経営不安が欧州に波及「日米欧の株式市場に下落圧力も」
9月30日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比243円87銭安の1万6449円84銭で取引を終えました。今後の展開はどうでしょうか。

9月30日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比243円87銭安の1万6449円84銭で取引を終えました。
今後の展開はどうでしょうか。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、ドイツ銀行の経営不安を背景に欧州の金融セクターに対する懸念が浮上しています。
ドイツ銀行の経営不安の発端は、米司法省が過去の住宅ローン担保証券(MBS)の不正販売をめぐり、同行に対して和解金140億ドル(約1兆4000億円)の支払いを求めたことが明らかになったこと。
ドイツ銀行の資本不足が懸念され、前日29日にはヘッジファンドの一部が余剰キャッシュや保有する金融派生商品(デリバティブ)の一部を同行からほかの金融機関に移したと報じられています。
八代さんは「欧州金融セクターへの懸念を背景に、今後も日米欧の株式市場に下落圧力が加わる可能性があります」と話します。
ただ来週は9月雇用統計(10月7日)など米国の重要経済指標が相次いで発表されることから、市場の関心がそちらに向かう可能性もあるとのことです。
(オトナンサー編集部)
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