わが子は“天才児”かも…と舞い上がる母の“夢と現実” 真の「障害受容」を隠しているもの
自閉症児が生まれると「おめでとうございます」?
発達障害のある人たちの中には、並外れた才能を持つ人がいます。企業が、その才能を求めていることもあります。
「バグ取り(デバッグ)」というプログラムの間違いを見つける仕事は、こうした人たちが優れた才能を発揮することもあるので、大手IT企業では「“デバッグの専門家”として発達障害の人を積極的に採用している」「自閉症児が生まれると『ラッキー、おめでとうございます!』と言われる」といった話を聞いたことがあります。
そうなると、本人がしたいことよりも、親が「こうなってほしい」ことを無理強いしてしまうこともあると思います。
でも、親の心の奥には、「あなたが障害さえ克服してくれたら、ママは幸せになれるのに…」という気持ちがあるのかもしれません。「きっと伸びる、才能がある」の言葉を隠れみのにして障害受容ができない親自身の姿が、そこにあるのかもしれません。
障害の受容とは、「子どもの障害を受け容(い)れる」というよりは、親が「子どもの障害を受け容れたくない自分」を受け容れることなのかもしれません。
そして、定型発達児であろうと、発達障害児であろうと、ギフテッドであろうと、親子やその周りが安らげる“安全基地”を作ってやることが、わが子が幸せな人生を歩む上で大切なことだと思っています。
(子育て本著者・講演家 立石美津子)








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