人に差を付ける! 「日本酒」の粋な楽しみ方
前回は日本酒の基本マナーを学びましたが、今回はその上級編にあたる“粋な”飲み方。ぜひともマスターして、あの人に差を付けましょう。

前回は大人として恥ずかしくない日本酒の基本マナーについて和文化研究家の齊木由香さんに教わりました。今回はその上級編。日本酒の粋な楽しみ方と、あの人に差を付けるためのテクニックを紹介します。
齊木さんが挙げるのは「日本酒の種類と旬を知ること」「料理に合わせること」「酒器を愛でること」の3つです。まずは「日本酒の種類と旬」から見ていきましょう。
日本酒の魅力は熟成過程にあり
日本酒は大まかに「純米酒」「吟醸酒/大吟醸酒」「本醸造酒」「長期熟成酒」に分けることができるそう。純米酒は米と水だけで造られており、ふくよかな米の香りやコクのある味わいが特徴です。
吟醸酒(大吟醸酒)は表面を削って中心部だけになった米を使用するため雑味がなく、「果物のような香りと軽快でフルーティーな味わいが楽しめます」(齊木さん)。
日本酒は秋に収穫した新米を原料に、真冬から春先にかけて造られるため“旬”があります。春のお酒は「しぼりたて」、それを保存して夏場に出すものを「夏の生酒」、一度火入れしたものを保存して秋に出す「ひやおろし」がその代表例です。
日本酒の魅力は熟成の過程で味が多彩に変化することといえそうです。
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