【マーケット展望】今夜FRB当局者らが講演、早期利上げ観測高まれば「株にマイナス材料」
週明け9月12日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落。米国の早期利上げ観測が一段と高まれば、さらなるマイナス材料になりそうです。

週明け9月12日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反落、前営業日比292円84銭安の1万6672円92銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、米利上げ時期をめぐってボストン連銀のローゼングレン総裁が9日、「利上げを待ち過ぎれば米経済が過熱する可能性がある」との見解を示し、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ期待が高まったことで米国株が大幅に下落。また外国為替市場でドル高が進んだことが日経平均の下押し圧力になったといいます。
今夜はアトランタ連銀のロックハート総裁やミネアポリス連銀のカシュカリ総裁、FRBのブレイナード理事など、複数のFRB当局者が講演する予定です。八代さんは「講演内容次第では市場の利上げ観測が変化する可能性があります。その場合、株式市場や外国為替市場にも影響を与えそうです」と話します。
早期利上げ観測が一段と高まれば米国株にとってマイナス材料、逆に早期利上げ観測が後退すればプラス材料になりそうです。
(オトナンサー編集部)
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