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美髪や小顔に効果! 中国民間療法「かっさ」が頭皮にもいいワケ

【実践編】かっさで顔を若返らせる方法

 ここでは、余慶さんが一押しする“顔の若返り”に効果的な方法について紹介します。かっさの専用器具がない場合、身近にあるレンゲでも代用できるそうです。

1.前頭部~頭頂部プッシュ(顔のむくみに効果)

 髪の生え際から押すように前頭部全体を刺激します。特に頭頂部にある「百会(ひゃくえ)」(左右の両耳をつないだ線と正中線が交わる箇所)は万能のツボとされ、イライラ解消など精神面に効果があるそう。また前頭部は水分代謝に効くツボが集中しており、顔のむくみが気になる人はこまめにじわりと押すように刺激するとよいそうです。

2.後頭部筋肉群ほぐし(顔縮小と疲れ目解消に効果)

 後頭部は頭の重さを支えており、首の筋肉ともつながるため、最も負担がかかる場所です。特に髪の生え際と首の境目は疲れやすく、後頭部の筋肉の緊張が顔の筋肉バランスや頭蓋骨の形に大きく影響するため、“顔老け”や“顔デカ”につながります。また、目の疲れに効果的な「風池(ふうち)」というツボもあるため、筋肉をしっかりと揉みほぐすようにマッサージします。

3.側頭部リリース(フェイスラインのたるみ引き上げに効果)

 側頭部は耳の上辺りを指し、フェイスラインのリフトアップや二重あご解消、目の疲れに効果的です。痛みを感じやすい箇所でもありますが、痛みが強く感じられる強さでマッサージするとよいそうです。

 余慶さんは「ツボを効果的に刺激できる、突起物があるかっさがお薦めです。『頭皮かっさ』で髪の健康や脳の癒やし、顔の若返りにチャレンジしてください。ただし、やり過ぎは頭皮を痛めるため要注意です」とアドバイスしています。

(オトナンサー編集部)

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余慶尚美(よけい・なおみ)

美巡家・ヘアケアリスト(毛髪診断士)・美容コンサルタント・和漢美容家

1970年、鹿児島県生まれ。上智短期大学英語学科卒。広告代理店、外資系企業に勤務当時、自身が重い体調不良に悩んだことから、ココロとカラダの両面をケアする「巡り」に着目。「美巡(びじゅん)」をテーマにメディア出演や講演セミナー、執筆、美容や健康に関する製品・サービスの企画監修、プロデュースを手掛けるなど幅広く活動している。和漢美容や薬膳料理にも精通し、2007年からリンパドレナージュサロン「Flow」を経て、現在はセラピストから活動の場を広げ、ヘアケアリスト(毛髪診断士)としても活躍中。インスタグラム(https://www.instagram.com/yokenao)。

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