【9月5日のマーケット】日経平均3カ月ぶり1万7000円台、円安・ドル高が支援材料に
9月5日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発、前週末比111円95銭高の1万7037円63銭で取引を終えました。

週明け9月5日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発、前週末比111円95銭高の1万7037円63銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、日経平均は終値ベースで、5月31日以来約3カ月ぶりの1万7000円台を回復。前週末2日の米国株上昇や外国為替市場におけるドル/円上昇(円安・ドル高)が支援材料になったといいます。
ただし午後に入ると、ドル/円反落(円高・ドル安)を背景に日経平均は上げ幅を縮小。一時は1万7009円まで値を下げる場面もあったそうです。
東証1部33業種中、海運、電気・ガスなど25業種が上昇、一方、証券、その他製品など8業種は下落しました。個別銘柄では、日本郵船、商船三井が買われ、コナミ、SUMCOは売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前週末比3.09ポイント高の1343.85。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=103円30銭台で推移しています。
テクニカル面から上昇も
八代さんによると、日経平均は引き続き米国株やドル/円の影響を受けやすい地合いといいます。
一方きょうの日経平均終値が「200日移動平均線」(5日時点で1万7034円)をわずかに上回っていることから、八代さんは「200日移動平均線が目先意識されそうです。この水準以上が維持されれば、テクニカル面から上昇圧力が強まる可能性もあります」と分析しています。
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一定期間の株価の終値平均値をグラフにしたもの。株価の方向感をつかむ上で最も基本的な指標とされる。日足の代表的なものは「5日」「25日」「75日」「200日」など。
(オトナンサー編集部)
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