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【8月30日のマーケット】日経平均反落1万6725円、一時反発も午後はもみ合い

8月30日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比12円13銭安の1万6725円36銭で取引を終えました。

ドル/円上昇を受けて反発する場面も

 8月30日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比12円13銭安の1万6725円36銭で取引を終えました。

 マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、外国為替市場でドル/円がやや円高・ドル安に振れたことから午前は売りが先行。日経平均の下げ幅は一時、前日終値比59円安に達したといいます。

 その後は、前日の米株高に改めて注目が集まったことや、ドル/円が1ドル=102円台へ上昇したことを支援材料に反発する場面も。しかし、午後に入って膠着状態になり結局、前日終値比マイナス圏で取引を終えました。

 東証1部33業種中、非鉄金属、銀行など16業種が上昇、一方、陸運、情報・通信など17業種は下落しました。個別銘柄では、東京ドーム、コンコルディアフィナンシャルグループ(FG)が買われ、ニチレイ、丸井グループは売られました。

 TOPIX(東証株価指数)は前日比0.43ポイント安の1312.81。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=102円10銭台で推移しています。

3週間ぶり円安も…「ドル売り強まる可能性」

 八代さんによると、外国為替市場でドル/円は29日、一時1ドル=102円38銭まで上昇、約3週間ぶりの円安・ドル高水準となりました。

 しかし、週末9月2日に米8月雇用統計発表を控えるほか、ドル/円が8月8日高値の1ドル=102円65銭を視野に入れたことで利益確定売り圧力が強まる可能性もあるといい、八代さんは「ドル/円が伸び悩めば、日経平均は上値が重くなるかもしれません」と話しています。

(オトナンサー編集部)

八代和也(やしろ・かずや)

株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)市場調査部シニアアナリスト

2001年ひまわり証券入社後、コールセンター、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年12月、マネースクウェア・ジャパン(M2J)入社。市場調査部に所属し、豪ドルやNZドルといったオセアニア通貨にフォーカスした「オセアニア・レポート」を執筆している。FXに携わり13年。株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)(http://www.m2j.co.jp)。

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