【8月24日のマーケット】日経平均反発1万6597円、円高・ドル安一服で
8月24日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比99円94銭高の1万6597円30銭で取引を終えました。

8月24日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比99円94銭高の1万6597円30銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、きのう23日の米国株上昇や、外国為替市場におけるドル/円下落(円高・ドル安)の一服が下支え材料に。日経平均の上げ幅は一時、前日終値比150円に達したといいます。
東証1部33業種中、金属製品、保険など28業種が上昇、一方、水産・農林、石油・石炭製品など5業種は下落しました。個別銘柄では、大日本スクリーン製造、東邦亜鉛が買われ、日本水産、アルプス電気は売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比9.15ポイント高の1306.71。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=100円30銭台で推移しています。
石油在庫大幅減なら「日経平均に影響も」
八代さんによると、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長講演を26日に控えて「金融市場は引き続き様子見ムードが強い状況」といいます。
一方で、米エネルギー情報局(EIA)による週間石油在庫統計が今夜発表される予定です。原油価格の代表的な指標である米WTI先物は、9月の石油輸出国機構(OPEC)非公式会合で増産凍結合意がなされるとの期待を背景に、足元で1バレル=48ドル前後まで反発。八代さんは「在庫が大幅に減少すればWTI先物が上昇する可能性があり、今夜の欧米株やあす25日の日経平均に影響するかもしれません」と話しています。
(オトナンサー編集部)
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