【8月23日のマーケット】日経平均反落1万6497円、円高・ドル安重しに
8月23日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比100円83銭安の1万6497円36銭で取引を終えました。

8月23日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比100円83銭安の1万6497円36銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、外国為替市場でドル/円が1ドル=100円台前半と、きのう22日の取引時間中に付けた100円台後半に比べて、やや円高・ドル安に振れたことが重しに。
午後に入ると、日銀による上場投資信託(ETF)買い入れへの期待感から一時、前日終値比プラス圏に浮上する場面もありましたが、その後再びマイナスに転じ、下げ幅を拡大したといいます。
東証1部33業種中、電気・ガス、医薬品など11業種が上昇、一方、保険、鉄鋼など22業種は下落しました。個別銘柄では、トクヤマ、東京電力が買われ、SUMCO、NTNは売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比6.12ポイント安の1297.56。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=100円10銭台で推移しています。
専門家「しばらくは1万6000~1万7000円」
八代さんによると、今週26日に米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長講演を控えることから、日経平均に影響を与えやすい米国株やドル/円は方向感に欠ける展開が続く可能性があるといいます。
その日経平均はこの1カ月半の間、1万6000~1万7000円のレンジ内で上下動を繰り返しており、八代さんは「しばらくは1万6000~1万7000円の動きが続くかもしれません」と話しています。
(オトナンサー編集部)
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