【8月18日のマーケット】日経平均反落1万6486円、一時99円台まで円高進行
8月18日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比259円63銭安の1万6486円01銭で取引を終えました。

8月18日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比259円63銭安の1万6486円01銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、外国為替市場でドル/円が一時1ドル=99円台まで下落し、円高・ドル安が進行したことや、日銀が上場投資信託(ETF)買い入れを見送るとの観測が日経平均の下落圧力になったといいます。
東証1部33業種中、上昇したのはパルプ・紙の1業種のみ、一方、電気・ガス、医薬品など32業種は軒並み下落しました。個別銘柄では、DOWAホールディングス(HD)、SUMCOが買われ、オリンパス、ソフトバンクは売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比20.34ポイント安の1290.79。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=99円80銭台で推移しています。
米利上げ観測後退で「ドル/円一段の下落も」
八代さんによると、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測が後退したことで、ドル/円には下落圧力が加わりやすい地合いといいます。また、日本の当局者から円高をけん制する発言が出ているものの、市場では「円売り・ドル買い」の為替介入は困難との見方が強いようです。
八代さんは「市場が今後日本当局の対応を試す動きになり、ドル/円が一段と下落(円高・ドル安)すれば、日経平均への下押し圧力はさらに強まりそうです」と分析しています。
(オトナンサー編集部)
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