【8月17日のマーケット】日経平均反発1万6745円、円高・ドル安一服で
8月17日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比149円13銭高の1万6745円64銭で取引を終えました。

8月17日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比149円13銭高の1万6745円64銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、外国為替市場におけるドル/円の下落(円高・ドル安)一服が日経平均の支援材料に。ドル/円はきのう16日に一時1ドル=99円台半ばまで下落した後、17日の東京市場で101円台を回復しています。
東証1部33業種中、鉱業、保険など24業種が上昇、一方、建設、水産・農林など9業種は下落しました。個別銘柄では、住友重機械工業、T&Dホールディングス(HD)が買われ、大日本スクリーン製造、北越紀州製紙は売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比12.66ポイント高の1311.13。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=101円00銭台で推移しています。
FRB利上げ観測変化なら「日経平均に影響も」
八代さんは、日経平均の先行きに関して、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測の高まりに着目します。
ニューヨーク連銀のダドリー総裁が昨夜、9月利上げの可能性を示唆し、アトランタ連銀のロックハート総裁も年内利上げに言及したことから、八代さんは「ドル/円が1ドル=99円台から反発する一方、米国株には下落圧力になりました」と指摘します。
あす18日早朝には、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(7月26~27日開催分)が公表予定。議事録は年内利上げの可能性を探る上で重要な手掛かりになり得るといい、八代さんは「市場の利上げ観測が変化すれば、ドル/円や米国株が反応し、18日の日経平均に影響を与える可能性があります」と分析しています。
(オトナンサー編集部)
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