【8月9日のマーケット】日経平均続伸1万6764円、原油高や円安・ドル高で
8月9日の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日比114円40銭高の1万6764円97銭で取引を終えました。

8月9日の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日比114円40銭高の1万6764円97銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、原油高や、外国為替市場でドル/円がやや円安・ドル高に振れたことが上昇圧力に。中国・上海総合指数の上昇もプラス材料だったといいます。
東証1部33業種中、その他製品、鉱業など27業種が上昇、一方、空運、輸送用機器など6業種は下落しました。個別銘柄では、日本製鋼所、旭化成が買われ、大日本スクリーン製造、東邦亜鉛は売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比11.96ポイント高の1317.49。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=102円40銭台で推移しています。
1万7000円近付けば「利益確定売りも」
八代さんによると、原油高やドル/円上昇(円安・ドル高)、日銀による上場投資信託(ETF)買い入れへの期待感が、日経平均を下支えしているといいます。
ただし、この3カ月間のレンジ上限である1万7000円が近付くにつれて、利益確定売り圧力に押される可能性もあるといい、八代さんは「1万7000円を超えるには原油価格や米国株、ドル/円の一段の上昇が必要かもしれません」と分析しています。
(オトナンサー編集部)
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