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【8月3日のマーケット】日経平均続落1万6083円、欧米株下落や円高・ドル安で

8月3日の東京株式市場で日経平均株価は続落、前日比308円34銭安の1万6083円11銭で取引を終えました。

欧米株下落や円高・ドル安が下押し圧力に

 8月3日の東京株式市場で日経平均株価は続落、前日比308円34銭安の1万6083円11銭で取引を終えました。

 マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、きのう2日の欧米株下落や外国為替市場におけるドル/円下落(円高・ドル安)が下押し圧力に。原油安もマイナス材料になり、日経平均の下げ幅は一時、前日終値比334円に達したといいます。

 東証1部全33業種が下落。個別銘柄では、ヤマハ、三菱商事が買われ、カシオ計算機、東海カーボンは売られました。TOPIX(東証株価指数)は前日比28.22ポイント安の1271.98。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=101円00銭台で推移しています。

米原油先物動けば「日経平均に影響も」

 日経平均の先行きに関して、八代さんが着目するのは原油価格。代表的な指標である米WTI原油先物が2日、終値で約4カ月ぶりの安値を記録しており、「原油安が日米欧の株式市場にとって重しになっている」といいます。

 米エネルギー情報局(EIA)が今夜、米週間石油在庫統計を発表。市場では、在庫が前週より減少すると予想されているといい、八代さんは「結果次第で、米WTI原油先物が反応する可能性も。WTI先物が大きく動けば、今夜の欧米株やあす4日の日経平均に影響するかもしれません」と分析しています。

(オトナンサー編集部)

八代和也(やしろ・かずや)

株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)市場調査部シニアアナリスト

2001年ひまわり証券入社後、コールセンター、為替関連の市況ニュースの配信、レポートの執筆などFX業務に携わる。2011年12月、マネースクウェア・ジャパン(M2J)入社。市場調査部に所属し、豪ドルやNZドルといったオセアニア通貨にフォーカスした「オセアニア・レポート」を執筆している。FXに携わり13年。株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)(http://www.m2j.co.jp)。

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