【8月2日のマーケット】日経平均反落1万6391円、欧米株下落など重しに
8月2日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比244円32銭安の1万6391円45銭で取引を終えました。

8月2日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比244円32銭安の1万6391円45銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、きのう1日の欧米株下落や原油安が日経平均の下落圧力に。外国為替市場でドル/円が1ドル=102円台と、7月頭以来の円高水準にあることも重しになったといいます。
東証1部全33業種が下落。個別銘柄では、ニチレイ、旭化成が買われ、帝人、あおぞら銀行は売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比21.63ポイント安の1300.20。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=102円10銭台で推移しています。
原油価格下落が「重しになる可能性」
八代さんは日経平均の先行きについて、「日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ期待など下支え材料はありますが、それ以上に、欧米株やドル/円に影響を受けやすい地合い」と指摘します。
一方、原油価格にも目を向ける必要があるといい、八代さんは「原油価格の代表的な指標である米WTI先物は1日、今年4月以来の安値を付けており、市場では再び原油安に注目が集まっています。原油価格の一段の下落が、日経平均の重しになる可能性もあります」と分析しています。
(オトナンサー編集部)
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