遠足も運動会も“断固拒否”…自閉症児の「行事」参加に、親はどう寄り添うべきか
親の物差しで決めてしまっていないか

「わが子が人生を楽しめるように」。親はそう願うものです。ただ、そのときに、親自身だけの物差しで「これが幸せだろう」と決めてしまっていないか、一度振り返ってみることが必要なのではないでしょうか。
息子は23歳になりました。大人になった今でも特に親しくしている友達はいないので、週末、一緒に出かけることもありません。でも、当の本人はそれを「寂しい」「孤独だ」とは感じていない様子です。自分の好きなことを誰にも邪魔されず、自分のペースで行いたいようです。
「友達をたくさんつくってほしい」。息子にそう押し付けていた過去の私を反省しています。
(子育て本著者・講演家 立石美津子)
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