【7月19日のマーケット】日経平均続伸1万6723円、トルコクーデター失敗を好感
7月19日の東京株式市場で日経平均株価は6営業日続伸、前週末比225円46銭高の1万6723円31銭で取引を終えました。

7月19日の東京株式市場で日経平均株価は6営業日続伸、前週末比225円46銭高の1万6723円31銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、米ダウ工業株30種平均がきのう18日に過去最高を更新、また、トルコのクーデターが失敗に終わったことが好感されたといいます。高値警戒感や、外国為替市場でドル/円がやや円高に振れたことから伸び悩む場面もあったそうですが、終値は6月8日以来の高値となりました。
東証1部33業種中、その他製品、海運など30業種が上昇、一方、情報・通信、その他金融など3業種は下落しました。個別銘柄では、トクヤマ、大日本スクリーン製造が買われ、ソフトバンク、DOWAホールディングスは売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前週末比14.29ポイント高の1331.39。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=106円00銭台で推移しています。
日銀会合控え「緩和期待で底堅い展開」
八代さんは、日経平均の先行きについて、「日銀が7月28~29日の金融政策決定会合で追加緩和に踏み切る、との期待感が下支え材料。緩和期待を背景に日経平均は底堅い展開が予想されます」と話します。
ただし、日経平均は先週1周間の上昇率が2009年12月以来の大きさを記録するなど、急上昇していることから、高値警戒感も出やすい状況といいます。八代さんは「堅調な米国株の上昇が一服すれば、それをきっかけに、日経平均には利益確定売り圧力が強まる可能性もあります」と分析しています。
(オトナンサー編集部)
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