【6月22日のマーケット】日経平均反落し1万6065円、利益確定売りが優勢
東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに反落し、前日比103円39銭安の1万6065円72銭で取引を終了。
6月22日の東京株式市場で、日経平均株価は4日ぶりに反落。前日比103円39銭安の1万6065円72銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、欧州連合(EU)離脱の是非を問う英国民投票をあす23日に控えて、新たな手掛かり材料に欠ける中、短期筋による利益確定売りが優勢に。ドル/円の下落も重しとなり、日経平均は一時1万6000円を割り込みました。
東証1部33業種中、情報・通信、鉱業の2業種が上昇、一方、電気・ガス、鉄鋼など31業種は下落しました。個別銘柄では、ユニーグループHD、日本製鋼所が買われ、東京ガス、三菱マテリアルは売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比9.29ポイント安の1284.61。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=104円40銭台で推移しています。
英国民投票控えて「様子見広がりやすい」
八代さんによると、金融市場の関心は依然、23日の英国民投票。当初は、EU離脱支持が残留支持を上回っていたものの、先週末以降、残留が巻き返しており、「予断を許さない状況」。八代さんは日経平均について「投票を目前に様子見ムードが広がりやすいため、積極的な売買は控えられ、ポジション調整の動きが中心になりそう」と話しています。
Keyword:ポジション調整
投資家が保有する持ち高を減らしたり、資金分配を変更したりするために、保有ポジションの一部を決済すること。ポートフォリオを組んで株式などを保有している投資家が、特定銘柄の比重が偏ってしまった場合に行う売買のことも指す。重要イベントや週末、連休の前に行われることが多い。
(オトナンサー編集部)
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