【6月20日のマーケット】日経平均大幅続伸し1万5965円、英EU残留支持が優勢
東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸し、前営業日比365円64銭高の1万5965円30銭で取引を終了。
週明け6月20日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅続伸。前営業日比365円64銭高の1万5965円30銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、6月18日公表の世論調査で、英国の欧州連合(EU)残留支持が離脱支持を若干上回ったことで、リスク回避の動きが後退。日経平均の押し上げ要因となり、一時は1万6000円台を回復する場面もあったといいます。
東証1部全33業種が上昇し、海運、鉱業、鉄鋼などが大きく上げました。個別銘柄では、トクヤマ、商船三井が買われ、日立造船、三菱自動車は売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前営業日比28.36ポイント高の1279.19。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=104円60銭台で推移しています。
国民投票前に買い戻しの動きも
EU離脱を巡る英国民投票を6月23日に控えて、八代さんは「金融市場は各種世論調査に一喜一憂する状況で、当日まで神経質な相場展開が続きそう。振れ幅が大きくなる可能性もあり注意が必要です」と話します。
日経平均は6月に入って、英国のEU離脱懸念などを背景に大幅に下落しており、いったん買い戻しが入る可能性もあるそう。ただし、八代さんは「新たに離脱を意識させるような材料が出てこないか、引き続き要注意です」と分析しています。
(オトナンサー編集部)
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